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『FOLLOWERS』池田エライザ インタビュー

圧倒的人気誇るインフルエンサーが、SNSへの思い語る

『FOLLOWERS』池田エライザ インタビュー
“なつめ”は私がなれなかった女の子、憧れることが多い

Netflixオリジナルシリーズ『FOLLOWERS』(フォロワーズ)
2020年2月27日よりNetflixにて全9話を世界190ヵ国へ独占配信中!
http://netflix.com/followers #FOLLOWERSNetflix
蜷川実花監督が、人気写真家と駆け出し女優の出会いを軸に、東京の今を描くNetflixオリジナルシリーズ『FOLLOWERS』。中谷美紀が演じる写真家・奈良リミをはじめとしたセレブたちが行き交う華やかな世界に憧れつつ、セリフもない端役やスタンドインばかりで女優としての突破口がつかめずにいる百田なつめを池田エライザが演じている。

SNSに投稿された1枚の写真をきっかけに、突如として運命が変わるなつめについて、自身のSNSとの関わり、クリエイティブであることについてなど語ってもらった。


──『FOLLOWERS』の企画を最初に聞いた時にどう思われましたか?

池田:一見、すごく華やかに見えるんだけれども、決して誇張することなく、人の感情面においても嘘のないお話だなと感じました。

──写真家のリミとなつめ、2つの物語が次第にリンクしていくような面白さも感じました。脚本を作る段階から監督といろいろお話をされて、それが反映されるような形だったそうですが。

池田エライザ
池田:私に限らず、(監督の)実花ちゃんはいろんな方に取材をされていたんだと思います。偏見のない方で、自分にないものを持ってる人がいると、すごく楽しそうに「それはどういうことなの?」と聞いていく。その取材力というか応用力が素晴らしくて。私も、実花ちゃんに話せばきっと素敵な形で作品に生かしていただけるんだろうなっていう信頼感があって。でも、“取材されているとか脚本を作っている感覚ではなく、いつもどおり他愛のないお話をしていて。何が楽しかったとか、何が悔しかったとか、そんな話をしてるうちに脚本に反映されていたという感じですね。

──Netflixオリジナルシリーズですから、世界中に一斉配信される。より多くの人々が見ることになると思いますが、それについてはどう思っていますか。

池田:すごく緊張はしますが、個人的には国境はあってないようなものだと常々感じてもるんです。でも、宗教も生活環境も違う人々が、私たちの「あるある」みたいなものを、どう感じるかは気になりますね。でも、きっと違わないかもしれないなとは思いつつ。
 夢に向かってどんどん打開していったり、どんどん転落していったりって、生きてれば誰しもあることだと思うので、世界中(の人々)と「あるあるだよね」と言えたら、それはすごく喜ばしいことだし、もし「違う」ということがあれば、それが何なのかも、とても気になります。

──なつめは女優を目指して上京し、もがいています。なつめという役と池田さん自身は、どれぐらい似ているのか、それとも似ていないのでしょうか?

池田エライザ
池田:あまり似てないですね。なつめは私がなれなかった女の子というか。私は中学生の時からお仕事をしていて、早い段階で守るものがどんどん増えていったので、考えなしに行動することがあまりできなかったんですね。ただ、17歳の時に急にSNSを始めたり、クラウドファンディングで写真集を作ったりしたので、そういう時の戦い方は少しだけ近いのかもしれない。でも、あまり似てないというか、憧れることが多いですね。私もなつめみたいに丸腰で戦いに行きたかったと思うこともあるし。「駄目だよ」「帰っておいで」と言いたくなるようなところに行っちゃうなつめに、すごくハラハラしながらお芝居をしていました。

──なつめと親友のサニーやノリくん、恋人のヒラクとの会話が自然で、どこまで台本に書かれたセリフなのかな、と思いながら見ていました。

池田:私も(セリフであることを)忘れました(笑)。若者チームはすごくアドリブの部分を使っていただいています。セリフではあるんです、もちろん。でもカットがかかるまでは自然な関係性というか、ノリくんともサニーとも、ゆうたろうくんとして、コムアイちゃんとして、そして上杉(柊平)くんはヒラクとして、もう仲が良くなっていたので、全然大丈夫でした。カットがかからなくても、当たり前のように言葉が出てくる関係性。だから私も見てて、「あれ? どこがアドリブだったっけ」って感じですね。

──なつめのヘアスタイル、ピンクのメッシュが入ってますね。

池田エライザ
池田:反骨心として、わかりやすく(笑)。でも、赤でもない緑でもない、何だか中途半端な、おしゃれっぽい色を入れているんです。本編の最初の方では、なつめはパステルなお洋服を着ています。パステルが意志が弱いっていうわけじゃないけれど、自分のことがまだ少しあやふやな時期にはかわいらしい色を着ています。それで「ピンクがなじむんじゃないかな」と思ったんです。でも、どんどん洋服がビビッドになっていっても、なつめのピンクはちょうどいい。なんかピンクのイメージって様々ですよね。あとは、個人的にやってみたかったっていうのもあります。たぶん黒髪や茶髪よりは「普通の女優になりたくない」みたいな気持ちの表れで好きなことをやってるという風にも取れるかな。若さの表れです。

──SNSの存在も、この物語を動かす鍵にもなっていると思います。フォロワー数について「自分の価値が数値化される時代だから」というセリフも出てきます。

池田:それが全てになっちゃうといけないですよね。本当にシンプルな答えですけど。
 私は少し出遅れてSNSを始めたんです。周りを見て「高校生はSNSをやっているんだな」と思って。当時はあまり更新していないブログしかやってなかったので、もう少し自分を知ってもらうきっかけが欲しいなと思ったんです。ちょっと出遅れた感覚でしたが、すごく研究することが好きだったので、人がどういうものに関心を持つか、何時頃に人が見ているのか、そういうことを考えてました。その中でどんどん応援してくださる方も増えていって、うれしいなとは思いつつも、あんまり打算的にファンを得るものでもないな、とも思って。ほんとに自分の本質的なこととか、お芝居とかを知ってもらって応援していただいたほうが両方幸せなんじゃないかな、と考えてましたね、ずっと。

(2020/03/06)


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池田エライザ
いけだ・えらいざ

1996年4月16日生まれ。福岡県出身。09年、ファッション誌「ニコラ」の第13回モデルオーディションで、1万4000人の中からグランプリを獲得し、同誌の専属モデルとしてデビュー。13年から18年3月号まで「CanCam」の専属モデルを務めた。2011年、『高校デビュー』で映画初出演。『映画 みんな!エスパーだよ!』(15年)のヒロインを演じ、『一礼して、キス』(17年)で映画初主演。映画は『オオカミ少女と黒王子』(16年)、『ReLIFE リライフ』(17年)、『ルームロンダリング』(18年)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18年)、『億男』(18年)、『映画賭けグルイ』『貞子』(共に19年)などに出演。主演作『ぼくは麻理のなか』(17年)ほか、テレビや配信のドラマ、CMでも活躍し、NHK BSプレミアムの音楽番組『The Covers』で司会を担当。今年、映画監督デビュー作『夏、至るころ』が公開予定。

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