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『青い鳥』 本郷奏多インタビュー

心に真っ直ぐ届く映画だと思いました

  • 重松清の小説を映画化した『青い鳥』(2008年11月29日より全国公開)。いじめが発端となった事件のトラウマを抱える中学校を舞台に、阿部寛扮する吃音の臨時教師と生徒たちの交流を描き出す。この映画で、事件の責任が自分にあるのではないかと悩む優等生の少年を演じた本郷奏多に、映画について、そして今後の抱負などについて聞いた。
     
  • ──初めて脚本を読んだ時の感想は?
  • 本郷奏多(以下、本郷):僕自身にとっては未知の問題でもあったので、難しいテーマで大変そうだと思いました。でも、自分が得意ではない分野に挑戦すればするほど成長できるとも思っているので、ぜひやってみたい、と思いました。

    ──阿部寛さんが、主人公で吃音の臨時教師・村内先生を演じていますが、共演した印象はいかがでしたか?
  • 本郷:(学校ものなので)僕と同世代の子が多い現場だったのですが、カメラが回っていないときは、みんな素に戻ってしまう感じでした。けれど阿部さんは、カメラが回っていないときもずっと“村内先生”で、演技中と同じ空気感を作っていたのが印象的でした。現場でずっとその役柄でいるという姿に、さすがだと思いました。
     
  • ──撮影現場で、阿部さんと交流を深めたりはしなかったのですか?
  • 本郷:しませんでした。阿部さんが意識して、生徒たちと距離をとるようにしていたので。そういう姿勢にも敬意を抱きました。また、そうしてもらったことで、こちらも演技がしやすくなったと思います。普段から無駄話をしたりしていたら、普段の阿部さんを知ってしまうことになり、それは今回の役を演じる上では邪魔にしかならないですから。

    ──いじめ事件の責任の一端が自分にあると悩む“14歳の園部真一”という役を、どのようにとらえたのでしょうか。
  • 本郷:中学生ながらも、すごく正義感を持っている子だと思いました。自分がしてきたことに対して責任感を持つしっかりした子で、すごく素直で真っ直ぐな、立派な中学生だと思います。園部と違い、14歳だった頃の僕は、あまり何も考えていなかったような気がします(笑)。仕事が忙しくなってきた頃だったので、学校にもなかなか行けませんでしたし。でも、仕事ではいろいろな経験を積み、一番成長できた時期だったと思います。最初のターニングポイントといえるかもしれません。
     
  • ──大変だったシーンはどこですか。
  • 本郷:園部はよく自転車に乗っているのですが、坂を……下りならいいのですが、全力で上るシーンを何回も撮ったので、大変でした(笑)。今年(08年)の2月中旬から撮影が始まって、3週間で撮り終えました。その内、僕の休みは1日しかなくて……。1年で一番寒い時期に、毎朝4時に起きて5時には家を出る。まだ暗い中、なるべく温かい格好をして1時間ほどかかる現場まで通っていました。かなりキツかったのですが、その大変な感じが、いい具合に、役柄に合った表情に結びついているかな、と(笑)。
     
  • ──映画を見た感想は?
  • 本郷:心に真っ直ぐ届く映画だと思いました。それから、大人の考える“正義”だけが、本当の正義なのか──ということを考えさせられました。(映画に出てくる投書箱の)青い鳥BOXが実際にあったとしても、あまり意味はないと思うんです。それは、「自分たちはきちんと(事件に)対応しているんだ」と自分を納得させているだけの大人のエゴなんじゃないかな、と。あとは……言葉でいうのは簡単なのですが、僕も友だちと一緒だとはしゃぎすぎてしまうタイプなので、自分の発言や行動にはもっとちゃんと責任をもとうと考えました。映画では、問題に直面したからみんなも気付いたけれど、そういうアクションがなくても、人に嫌な思いをさせてしまっているかもしれないので。
     
  • ──『青い鳥』に続き、『GOTH』(12月20日公開)に主演、娯楽活劇『K-20 怪人二十面相・伝』(12月20日公開)にも出演するなど引っ張りだこですが、今後演じてみたい役はありますか? また、挑戦してみたいことは?
  • 本郷:演じたい役を言うのは簡単ですが、それは自分の得意な役柄なんですよね。だから、苦手な役柄にこそ挑戦すべきだと思っています。イヤだな、と思う役のほうが、それだけ成長ののびしろが大きいと思うので、選り好みせずやっていきたいですね。俳優以外の仕事としては、“声の仕事”をやってみたい。映画でアフレコをやったりすると、その時だけ監督さんに褒めていただくんです(笑)。「お、上手だね」って。アニメの仕事なども含めて、ぜひやってみたいですね。
     
  • (08/11/27)



『青い鳥』 

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『青い鳥』

『青い鳥』
ヘアメイク:佐鳥麻子(オティエ)/スタイリスト:川地大介
 

 

『青い鳥』
2008年11月29日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開
『青い鳥』