名優ビル・ナイ、ジョニー・デップが水俣病を追う写真家になりきる姿を見て「この作品は成功」と確信

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ジョニー・デップと13年ぶりの共演、ビル・ナイのインタビュー映像

俳優ジョニー・デップが長年の憧れだったと語る、写真家ユージン・スミス。熊本県水俣市のチッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続いている水俣病の存在を世界に知らしめたのが、ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスが 1975 年に発表した写真集「MINAMATA」だ。彼の遺作ともなったその写真集を基に、ジョニー・デップが製作、主演を務める映画『MINAMATAーミナマター』が2021年9月23日に公開される。この度、ジョニー・デップと『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド』(2007年)以来、約13年ぶりに共演した名優ビル・ナイのインタビュー映像が解禁された。

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ビル・ナイは、ユージン・スミスの気難しい性格に悩まされながらも、写真家としての腕を誰よりも信じる「LIFE」の編集長ロバート・ヘイズ役を演じている。舞台役者としてキャリアをスタートさせたビル・ナイは、『ラブ・アクチュアリー』で破天荒なロック歌手役を演じ、英国アカデミー賞助演男優賞他多数の賞を受賞。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの宿敵デイヴィ・ジョーンズ役と、圧倒的な存在感で幅広い役柄を演じてきた。

公開されたインタビュー映像では、ジョニー・デップと共演を果たしたことについて、「最高でしたよ。相変わらず親切で歓迎してくれました。ユージン・スミスのメイクをした彼を初めて見た時は感動を覚えましたね。この作品は成功しそうだと思いました」と語るビル・ナイ。久々の再会に喜びながら、ユージンそのものであるジョニーの姿を見て、ヒットを確信したという。

ロバート・ヘイズ役を演じるにあたっては、「最終的にはロバート・ヘイズという名前になりましたが、特定の人物をモデルにしたわけではありません。実はモデルになった編集者は何人かいて、それを合体させたんです。だからヘイズに関するリサーチはしていません」と意外な事実を明かした。最後に完成した映画を見た感想を尋ねられると、「自分の出演作は見ません。見ると自信をなくして仕事をするのが難しくなるだけですからね」とその堂々たる演技とは対照的に、繊細な一面をみせた。

世界への警告と希望の光

1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀に冒され歩くことも話すことも出来ない子どもたち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側。そんな光景に驚きながらも冷静にシャッターを切り続けるユージンだったが、ある事がきっかけで自身も危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。

『MINAMATAーミナマター』は2021年9月23日より公開