羊が産み落としたのは、この世のものとは思えない不気味な存在。それは幸せのはじまり?

#A24#LAMB/ラム#ヴァルディミール・ヨハンソン#カンヌ国際映画祭#ショーン#ノオミ・ラパス#ホラー#母なる自然の優しい風合い

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衝撃的な設定にリアルな世界観を構築し、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表に選出

『ミッドサマー』(19年)『ヘレディタリー/継承』(18年)などクオリティの高い映画製作に定評のある配給会社A24が北米配給権を獲得し、カンヌ国際映画祭で観客を騒然とさせた衝撃作『LAMB/ラム』が、9月23日より全国公開される。これに先駆け日本版予告編が公開された。

・産まれるはずのない“何か”をあやす妻。その姿を静かに見つめ続ける夫の心境とは?

本作品は、アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー。衝撃的な設定の中にもリアリティある世界観を構築し、第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門で「Prize of Originality」を受賞、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品に選出されるなど高い評価を受けている。

監督は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16年)などの特殊効果を担当し、本作品で長編監督デビューを果たしたヴァルディミール・ヨハンソン。脚本はヨハンソンに加え、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00年)の歌劇脚本やロバート・エガース監督の新作『The Northman(原題)』に参加したショーンが手掛けている。主演・製作は『プロメテウス』(12年)、『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパスだ。

公開された予告編は、「あるところに愛する子どもを亡くした羊飼いの夫婦がいました」と、おとぎ話調の語りで始まる。まずはアイスランドの農場で穏やかに暮らすある夫婦が映し出されるが、羊が“何か”を出産し、「産まれたのは禁断(タブー)でした」とナレーションが入るや、不気味な展開へ。

夫婦はその“何か”をアダと名付けて育てる決心をするが、猟銃を構える妻マリアや埋められた羊の死体など、恐ろしい映像が次々と現れる。さらに夫妻が「アダ!」と叫ぶ声が響き渡り、異様な雰囲気が漂うなか、ついにその“何か”=アダの姿が垣間見える。

この世のものとは思えないその存在は、一体なぜ生まれてきたのか? 最後を締めくくる「幸せの始まりよ」というマリアの言葉と獣の鳴き声が意味深に響く。不穏かつ衝撃的な予告編に仕上がっている。

『LAMB/ラム』は9月23日より全国公開される。