松井玲奈「私は不幸顔。だから、どこまで自分に不幸が似合うかを知っておきたい」

左から柿澤勇人、松井玲奈、宮岡太郎監督
左から柿澤勇人、松井玲奈、宮岡太郎監督
左から柿澤勇人、松井玲奈、宮岡太郎監督
柿澤勇人(左)と松井玲奈(右)
キャンディ事件について話す松井玲奈(左)と宮岡太郎監督(右)
松井玲奈(前)と柿澤勇人(後)
左から柿澤勇人、松井玲奈、宮岡太郎監督
松井玲奈
松井玲奈
松井玲奈
松井玲奈
宮岡太郎監督
柿澤勇人

松井玲奈が映画初出演にして初主演、愛知県限定で公開され大ヒット中の『gift』が、7月12日から東京を始めとする他地域で拡大公開。この全国拡大公開を記念した舞台挨拶が7月19日にシネマート新宿で行われ、松井を始め、共演の柿澤勇人、宮岡太郎監督が登壇した。

この記事(『gift』全国公開記念舞台挨拶)、その他の写真

遠藤憲一との共演となる本作は、借金を抱えキャバクラで働く沙織(松井)と一代で会社を築きながらも、その傲慢な性格から孤独な篠崎善三(遠藤)が、ヒョンなことから出会い、篠崎から「お前の100時間を100万円で買ってやる」と言われたことから始まるロードムービー。かけがえのない愛する者に特別な贈物“gift”を届ける姿を描いた珠玉の作品だ。

沙織役を演じた松井は「この映画は愛知限定公開だったんですけど、たくさんの方がご覧になってくださり全国公開になることができて、本当に良かったなと思っています」と挨拶。沙織から借金を取り立てる男を不気味に演じた柿澤は「劇中ではゲスな役をやらせていただきまして、松井さんのファンに今日はボコボコにされるんじゃないかと、新宿に来るまでホント、ビクビクしていました」と話し笑いを誘った。

今回、松井が演じた沙織役は、笑顔を見せない、心を閉ざした女性。共通点を聞かれた彼女は「沙織はテンション低めで、世の中何もいいことがないと思っているような女の子。反抗期だった中学2年生のときの自分にそっくりで、中学2年生の自分を引っ張り出してきて(役を)膨らませました」と明かした。

すると司会から「あの〜、中学2年生のときに何があったのか、聞いても大丈夫ですか?」という突っ込みが。これに会場から爆笑が起こると、松井は「基本的にみんな反抗期にならないですか、中2くらいって?」と答えるも、観客席は無反応。「えっ、裏切られた気分」と笑った松井は「高校生の男子とかお母さんに反抗したりするじゃないですか。そういうことが私にもあったんですね」と答えていた。

また、松井ファンの間で何かと話題になっているのがキャンディのシーン。司会が「お客様もドキドキされたと思いますけどね、あのシーン、壁ドン(笑)」と、柿澤扮する借金取り立て屋が松井を壁際に追い詰め、逃げられないようにしながら自分が舐めていた棒付きキャンディを松井の口に含ませるシーンについて言及。リハーサルのときは柿澤が気を使って松井の口に入れなかったそうで、松井は「リハーサルのときは寸前で止まっていたじゃないですか。だから私、(口に)入れるって知らなかったんです。「なのに(本番では)カットの声がかからないから、このまま行くのと思って、ちょっと監督を恨みました(笑)」と振り返った。

さらに宮岡監督が、事前に口にキャンディを含ませることを松井に教えておらず「しかも2度撮りました」と明かすと、松井も「そうです、そうです。1回目にガッと(力尽くで)入れたんですけど、『いや、そうじゃない!』と言われて、『そうじゃないことあるの!』って(笑)」と、同じシーンを撮り直しとなった当時の心境を告白。

一方、「次にやってみたい役は?」という質問には、「今回は結構スレた女の子の役だったのですが、もっと暗い役をやりたいです」と言って会場を沸かし、「私、基本は不幸顔なんですよ。幸せハッピーみたいな顔をしていないじゃないですか。だから、どこまで自分に不幸が似合うかを知っておきたいですね(笑)」と抱負を語っていた。

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