眼球が破裂寸前に、スーパーガールがDV被害告白

#セレブ#DV#SUPERGIRL/スーパーガール#ドメスティックバイオレンス#メリッサ・ブノワ

メリッサ・ブノワのInstagramより
メリッサ・ブノワのInstagramより

チャーミングで、面白くて、
人を操る、ずる賢い人だった

海外ドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』で知られるメリッサ・ブノワが、過去に何ヵ月もの間、年下のパートナーから家庭内暴力(DV)を受け続けていたことをインスタグラムで告白した。

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自身のインスタグラムにアップした14分間の動画は事前に書いた文章を読み上げる形で始まり、メリッサは緊張した面持ちで「私はDV、あるいはIPV(親密なパートナーによる暴力)被害の経験者です」と語り始めた。相手の名前を明かすことはなかったが、「チャーミングで、面白くて、人を操る、ずる賢い人」だったという。前のパートナーと別れたばかりだった彼女は年下の彼に次第に心を開き、交際が始まった。

当初は暴力こそふるわなかったが、彼女が仕事でキスシーンなど恋愛を演じることを嫌がった。そういう演技は「仕事では避けられないものでしたから、私はオーディションや仕事のオファーを断るようになりました」「彼を傷つけたくなかったので」。

交際が始まって5ヵ月ほど経つ頃から身体的暴力が始まった。押さえつけられて何度も顔を叩かれ、強く殴られ、髪をつかんで引きずられ、頭突きされたり、皮膚が破けるまでつねられたり、首を絞められたこともあった。危害が加えられると「すぐに別の部屋に逃げ込むようにしました。でも意味はなかった。ドアが壊されてしまうからです」。DVが繰り返されていくうちに、家をめちゃくちゃにされても、自分が傷つけられても、自分自身の価値について考えないようになっていったという。

「心の奥底で彼は変わらないとわかっていたけれど、私なら彼を救える、と自分をごまかしていました」という彼女自身、暴力的になり、それについて「まったく誇れない変化」と語った。

ついに関係を断ち切る決意をさせたのは、加害男性から投げつけられたiPhoneが顔にあたり、大怪我を負わされたことだった。「衝撃で目の虹彩が裂け、眼球が破裂寸前になりました。鼻も折れました」。この重傷によって、メリッサの視力は一生元に戻らないという。

メリッサは今年9月に『SUPERGIRL/スーパーガール』で共演しているクリス・ウッドと結婚した。メリッサは2015年にドラマ『グリー』で共演していたブレイク・ジェンナーと結婚したが、2年後に離婚している。新しい幸せをつかんだことが、過去の辛い経験を告白する勇気になったのかもしれない。

DV被害から逃れることについて「公園を歩くようなものではない。イベントじゃない。それはプロセスです。自分が長い間かばってきた人と別れて、その人を傷つける罪悪感もある、複雑な気持ちになりました」と語ったメリッサは、続いての投稿で「動画を見てくれたなら、ありがとうございます。私は多くのIPV被害者の1人です。4人に1人の女性が被害を受けています」と綴り、アメリカのDV被害ホットラインの電話番号を添えている。