『スター・ウォーズ』新3部作、『アバター』4作の公開時期が明らかに

#スター・ウォーズ アバター#興行トレンド

12月20日より全国公開される『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)』
(C)2019  Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
12月20日より全国公開される『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)』
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5月7日(現地時間)、ウォルト・ディズニー・スタジオは20世紀フォックスの買収を踏まえて、両社を融合させた新たな映画公開スケジュールを発表した。大きな注目点は2つ。1つは『スター・ウォーズ』の新3部作が22年〜26年にかけて2年ごとに公開されること。もう1つは『アバター』4作が21年〜27年にかけて2年ごとに公開されること。当初『アバター』は2作目が20年、3作目が21年、4作目が24年、5作目が25年と発表されていた。両シリーズとも公開は12月を予定しているため、重ならないよう『アバター』を変更した。

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[公開スケジュール]
21年12月『アバター2』
22年12月『新スター・ウォーズ』
23年12月『アバター3』
24年12月『新スター・ウォーズ2』
25年12月『アバター4』
26年12月『新スター・ウォーズ3』
27年12月『アバター5』

『スター・ウォーズ』は15年12月に『フォースの覚醒』が公開されて以降、本シリーズと番外編の『スター・ウォーズ・ストーリー』が毎年公開されていたが、「今後数年間、新作映画の公開をストップする」とルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が雑誌「エンタテインメント・ウィークリー」の取材で4月中旬に明らかにしたばかりだった。新作のストップ期間はわずか3年だったことになる。

今年12月に公開される『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)』は77年の1作目から続くスカイウォーカー家を主人公にした全9作品の完結編と位置づけられているため、新3部作は全く新しい物語となる。

『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督による新3部作と、大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイター、デビッド・ベニオフとD・B・ワイスによる新3部作が発表されているが、ケネディ社長は取材で「『ゲーム・オブ・スローンズ』が終了次第、2人は本格的に取りかかってくれる予定です。すでに、ライアンとは一緒に作業をしてくれています」と明かしている。両者のアイデアを融合させた新3部作になるようだ。

また、ディズニーのフォックス買収によって実現可能となったマーベル映画とX-MENの融合も気になるところ。20年の公開作では

20年4月3日『ニュー・ミュータンツ』(X-MEN)
5月1日 マーベル映画(タイトル未発表)
11月6日 マーベル映画(タイトル未発表)

フォックスで20年3月に公開予定だったX-MENの『ギャンビット』は公開スケジュールから外れた。『ニュー・ミュータンツ』は当初今年8月に公開が予定され、既に予告編も流れているが、仕切り直しとなった。一方、マーベル映画ではブラック・ウィドウを主人公にした作品、エターナルズと呼ばれる超人種族を主人公にした『エターナルズ(原題)』(アンジェリーナ・ジョリー主演)、マーベル映画史上初のアジア人がスーパーヒーローの『シャン・チー(原題)』の製作準備が進んでいる。来年の2作はこれらから出てきそうだ。いずれもフォックスとディズニーが個別に進めてきた企画。両者の融合はもうしばらく先になりそうだ。(文:相良智弘/フリーライター)

相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。

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