『ボヘミアン〜』主演のラミ・マレックが、降板監督への不快感を露わに

#ボヘミアン・ラプソディ

『ボヘミアン・ラプソディ』
(C)2018 Twentieth Century Fox
『ボヘミアン・ラプソディ』
(C)2018 Twentieth Century Fox

日本をはじめ世界で大ヒットし、24日(現地時間)の第91回アカデミー賞でも5部門にノミネートされている『ボヘミアン・ラプソディ』。主演男優賞候補にもなったラミ・マレックが撮影途中で解雇されたブライアン・シンガー監督との関係について、語った。

『ボヘミアン・ラプソディ』だけじゃない。途中降板した監督たち

1日(現地時間)にサンタバーバラ国際映画祭に出席したマレックは「ブライアンとの関係は、全く快適なものではなかったです。現時点で言えることはこれだけです」と語った。

マレックと監督の確執は撮影中から伝えられていたが、撮影の残り2週間あまりという時点で監督が現場を放棄、スタジオに現れなくなった。『ボヘミアン・ラプソディ』のプロデューサーのグレアム・キングは、シンガーの母親が重病になり、その看病のためだったと説明していたが、1月末に男性4人から未成年当時に性的暴行を受けたと告発されており、実は『ボヘミアン〜』撮影中からこの件について噂が浮上し始めていたのも現場放棄の一因とみられている。

遅刻や不在を繰り返すシンガーとスタッフ、キャストたちの不和は募り、マレックとシンガーの関係は悪化。口論の際、シンガーは機材を投げつけるなどしたという。誰かに向けたわけではなかったが、事態を重く見た現場から製作側に連絡が入り、その結果、監督解雇の決断がくだった。

マレックはサンタバーバラ国際映画祭で、シンガーが告発されている件について「誰もが自分の声を聞いてもらうに値するものです。ブライアンに何をされたかを話したい人たちの声も、ちゃんと届けられるべきだと思います」と語った。

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