「フレンチの神様」ロブション氏が死去。服部幸應氏が追悼コメント

#ジョエル・ロブション

ジョエル・ロブション氏(『世界が愛した料理人』より)
(C) Copyright Festimania Pictures Nasa Producciones, All Rights Reserved.
ジョエル・ロブション氏(『世界が愛した料理人』より)
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「フレンチの神様」と呼ばれるシェフのジョエル・ロブション氏が8月6日に73歳で死去したことにともない、ロブション氏と約40年間に渡って親交を築き、同氏と同い年の服部学園理事長・服部幸應氏が「彼の料理はパーフェクト。その完璧さに近付こうとする姿勢に自分も影響を受けた」との追悼コメントを寄せた。

[動画]『世界が愛した料理人』予告編

ロブション氏は1945年フランス西部のポワティエ市生まれ。15歳の時、ホテル「ルレ・ド・ポワチエ」の見習いシェフとしてキャリアをスタートさせる。1981年にパリで自身の店をオープンし、わずか3年でミシュラン3つ星を獲得。以降96年の閉店まで3つ星を保持し続けた。

そんなロブション氏も出演している作品が、第67回ベルリン国際映画祭カリナリー部門で上映された美食ドキュメンタリー『世界が愛した料理人』。スペイン史上最年少でミシュラン3つ星を獲得した天才料理人エネコ・アチャが、料理の真髄や魂とは何かを求めるため、「すきやばし次郎」をはじめとする日本の名店を巡る姿が映し出されていく。

この映画にはロブション氏が生前、カメラの前でインタビューを受ける様子も映し出されている。その中で同氏は「私は食材に愛情と敬意を持っています。料理にもそれが表れているはず」と話す。そして、世界中に「食」を通して幸せを与えてきた「フレンチの神様」の創作の秘訣が明らかになる。

『世界が愛した料理人』は9月22日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開となる。

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