春は、広瀬すず・野村周平・新田真剣佑を映画とドラマで堪能!

『ちはやふる−繋ぐ−』
(C)2018 映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社
『ちはやふる−繋ぐ−』
(C)2018 映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社

4月から心機一転、新たなことに挑戦しているという人も多いと思うが、今回はそんな気分にぴったりの作品を3月のHulu月間ランキングからピックアップ。

まず先月のトップとなったのは、2月からワンランクアップした『トドメのパラレル』。本作は、3月11日に最終回を迎えたドラマ『トドメの接吻』のスピンオフとして誕生したHuluのオリジナルストーリーだが、本家を抑えて1位に輝いた。『トドメの接吻』ではキスをされて死に至る主人公が7日前にさかのぼって生き返るという設定だが、『トドメのパラレル』では生き返らないバッドエンディングが描かれていた。そんな一味違う展開に多くのファンからも注目が集まっているようだ。

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そのほか、4位の『もみ消して冬 〜わが家の問題なかったことに〜』や7位の『anone』など、3月に終了したドラマのランクインが多く見られたが、今回ムビコレが取り上げるのは、10位の『ちはやふる−繋ぐ−』。こちらも人気映画シリーズのスピンオフドラマだが、完結編『ちはやふる−結び−』の劇場公開を記念して配信された全5話からなる作品だ。2月20日から配信されていたものの、3月17日の映画公開にあわせて視聴数が上昇し、3月の月間ランキングでトップ10入りをはたしたと見られている。

本シリーズでは、これまであまり注目されることのなかった競技かるたに着目しているのも面白いが、多くの共感と感動を呼んでいるのは、何と言っても競技かるたに青春を捧げる主人公たちの姿といえるだろう。そんなキャラクターたちを等身大で演じているのは、主演の広瀬すずをはじめとする才能溢れる若手俳優たち。なかでも、野村周平や新田真剣佑などの今をときめくイケメン俳優が集結していることもあり、20代前半の女性たちの視聴数が圧倒的に多いという。

実写版としては、2016年に『ちはやふる−上の句−』と『ちはやふる−下の句−』の2作品が公開され、大ヒットとなったが、『ちはやふる−繋ぐ−』ではまさにそのタイトル通り、『下の句』から最新作までを繋ぐエピソードやメイキングなどが収録。完結編をより楽しむためにも、見逃せない内容となっている。

ドラマの新しい楽しみ方として、年々増えている傾向にあるスピンオフドラマ。地上波だけでは描けなかった作品を発表することができるHuluなどの動画配信サービスがあることによって、ドラマの可能性は今後も広がっていくことになりそうだ。(文:志村昌美/ライター)

【Hulu 3月の月間ランキング/TVシリーズ】
1位『トドメのパラレル』
2位『ウォーキング・デッド』
3位『トドメの接吻』
4位『もみ消して冬 〜わが家の問題なかったことに〜』
5位『名探偵コナン』
6位『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』
7位『anone』
8位『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない/罰ゲーム シリーズ』
9位『ポプテピピック』
10位『ちはやふる−繋ぐ−』

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