ウィレム・デフォー、リリー・フランキーの感想に笑顔!『永遠の門 ゴッホの見た未来』ジャパンプレミア

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ウィレム・デフォーとリリー・フランキー
ウィレム・デフォーとリリー・フランキー
ウィレム・デフォーとリリー・フランキー
左からウィレム・デフォー、ジュリアン・シュナーベル監督、リリー・フランキー
ウィレム・デフォー
ジュリアン・シュナーベル監督
リリー・フランキー
左からジュリアン・シュナーベル監督、ウィレム・デフォー、リリー・フランキー

映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』ジャパンプレミアが9月26日に新宿ピカデリーで行われ、来日したウィレム・デフォーとジュリアン・シュナーベル監督が登壇した。

『永遠の門 ゴッホの見た未来』ジャパンプレミア、その他の写真

美術史上最も人気の高い画家の1人、フィンセント・ファン・ゴッホ。生前に才能を認められず、孤独と共に生きたドラマティックな人生は何度も映像化されてきたが、本作はこれまでと全く異なるアプローチで、なぜゴッホの絵がこれほどまで長い年月に渡って、多くの人々の心をとらえて離さないのか、その核心に迫った作品。『潜水服は蝶の夢を見る』の鬼才ジュリアン・シュナーベル監督がメガホンをとり、デフォーが主人公のゴッホ役を演じる。デフォーはこの演技で第75回ヴェネチア国際映画祭最優秀男優賞に輝き、今年2月に開催された第91回アカデミー賞でも、受賞こそ逃したものの主演男優賞に初ノミネートされている。

ゴッホを演じたことについてデフォーは「監督とは長いこと友人関係で、今回、この作品のオファーを受けました。実際にゴッホがいた場所で撮影し、劇中では代役ではなく自分で絵を描いています。監督に絵の描き方を教わり、モノの見方が変わりました。それが役を演じる上での軸となっていきました」とコメント。

さらに、撮影エピソードについて聞かれると、「先ほど『見方が変わりました』と言いましたが、光を描くというのは印をつけるような感じで、印を重ねていくと、その印がお互いに語り合い、振動し始めるんです。そこから自分の想像を超えた何かが生まれてくる。絵を描くのは、印を重ねるということで、何かを見たときに形ではなく、光を見るようになりました。それは映画作りと同じ経験でした。映画制作の中でそういう経験ができた。実際にゴッホのいた風景に私たちは身を置いて、その風景を見ながらゴッホがどんな人物だったのかを想像しながら映画を作っていきました」と話した。

この日はリリー・フランキーが花束ゲストとして登場。ゴッホにちなんで、2人にひまわりの花束を手渡した。映画の感想を聞かれたリリーは「2人の視点を通したゴッホを知ることで、1枚のひまわりの見え方が違ってくる。デフォーさんが日の出を待ってスケッチに出かけるときに、微笑んだゴッホの顔が、ゴッホの寂しいエピソードを救ってくれてすごくハッピーになりました」と感想を述べ、デフォーは嬉しそうな表情を浮かべていた。

『永遠の門 ゴッホの見た未来』は11月8日より全国公開となる。