血の繋がりを越えた“家族”の絆を感じさせる場面写真8点もあわせて解禁

世界的評価を受けた『⼀年之初(⼀年の初め)』や『ヤンヤン』など、人と人のつながりや人生模様、アイデンティティを描くことに⻑けたチェン・ヨウジエ監督の最新新作『親愛なる君へ』(原題:親愛的房客/英題:Dear Tenant)が7月23日より、全国で公開中だ。同作より新映像と新場面写真が公開された。

・“亡き同性パートナー”を想い作った曲を主演俳優が弾く感動の映像! 『親愛なる君へ』メッセージ動画到着!

本作品は、ゲイの青年・ジエンイーが、今は亡き同性パートナーの母・シウユーと子・ヨウユーとの血の繋がりを越えた“家族”の絆をつむいでいく物語。

ある日シウユーが急死してしまい、その死因を巡ってジエンイーは不審の目で見られるようになる。やがて警察の捜査によってジエンイーに不利な証拠が次々と見つかると、ジエンイーは罪を認めてしまう。だがそれはすべて、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった……。

(C)2020 FiLMOSA Production All rights

このサスペンス調の展開でありながら温かい情感あふれる結末へと導く台湾らしい作品を監督したチェンは、5年ぶりのメガホンで、緻密で繊細な“愛の極限”を描いている。

登場人物たちに優しく寄り添うような旋律が光る主題歌のMVが公開

そんな本作品のサウンドトラックを手がけたのは、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最優秀オリジナル音楽賞を受賞したファラン(法蘭Fran)。収録されている楽曲12曲すべてを手掛けており、その中の「夢の中で」(原題:在夢裏 In Dreams)は、同作の登場人物たちに優しく寄り添うような旋律が心に染みる主題歌だ。

この度、主題歌「夢の中で」の日本語字幕入りのミュージックビデオが公開された(https://youtu.be /Rcvne0bTQl0)。

作中でモー・ズーイー演じるジエンイーはピアノ教室の先生であり、MVの中でもその腕前を披露。ジエンイーがパートナーであるリーウェイの実家を初めて訪れたシーンでは、「登山仲間」と息子に紹介された男友だちを、“全てを見抜いている”様子で見つめる母親役のチェン・シューファンの演技が光る。

また、本編では泣く泣くカットされたエンイーとリーウェイの仲睦まじい未公開シーンも多数盛り込まれており、本編を見た後も、リーウェイが生きていた頃の2人の幸せな姿を再確認できるMVとなっている。このMVの編集もチェン監督自らが行っている。

今回はさらに、心温まる場面写真8点も公開された。

『親愛なる君へ』(C)2020 FiLMOSA Production All rights

・新たに公開された場面写真を全部見る!

『親愛なる君へ』は、全国で公開中。

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