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『ホロコーストの罪人』残された母が涙ながらに強制連行される残酷シーンを公開

ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』(原題:Den største forbrytelsen/英題:Betrayed)が、8月27日より全国で公開される。この度、家族はベルグ収容所へ送られ、唯一残った母・サラが涙ながらにオスロ港へと強制連行されるシーンが公開された。

・『ホロコーストの罪人』の舞台・ベルグ収容所を描いた過酷映像

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同作は、ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた知られざる衝撃の実話。ノルウェー系ユダヤ人たちをベルグ収容所に連行して強制労働を監視し、アウシュヴィッツ行きのドナウ号が待つオスロの港に強制移送したのは、同じノルウェー人であり、その結果、ドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。

幸せな日々が続くと思っていた。あの日が来るまでは…

なぜユダヤ人一家、ブラウデ家の幸せは奪われなければならなかったのか……。遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なブラウデ一家を通して描くことで今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける、感情を大きく揺さぶる壮大なドラマだ。

出演は、『獣は月夜に夢を見る』(14年)のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』(99年)のシルエ・ストルスティン『ミレニアム』シリーズミカリス・コウトソグイアナキスほか。監督は、『HARAJUKU』(18年)で国内外の高い評価を得たエイリーク・スヴェンソン

ノルウェー秘密国家警察・クヌート副本部長の号令により、ユダヤ人の女性、子どもらを強制連行するために各地域に散らばったタクシーはブラウデ家にも迫っていた。母・サラは警察が来ていることを知らされ急いで隠れたが、見つかり連行されてしまう。

涙を浮かべ車窓から外を見つめるサラ。オスロ港に到着すると、「全員、受付で手続きを済ませろ」と言われ、不安げな表情で歩き出すが、大勢のユダヤ人女性や幼い子供が列をなす異様な雰囲気に戸惑い、足取りはおぼつかない。サラは決死の覚悟で受付係に「私たちはどこへ? 」と問いかけるが、何も言われず証明書は没収される。驚きを隠せないまま外に出ると、そこには巨大な移送船“ドナウ号”が停泊していた。

何も知らされず連れてこられたサラに待ち受けている運命とは……知られざる衝撃の映像だ(https://youtu.be/Oss4wvozb-Q)。

『ホロコーストの罪人』は、8月27日より全国で公開される。