“堕天使”という名の魔力的なソファ。極上の座り心地で映画に耽りたい

#AKASE#LUCIFER SOFA#インテリア#コロナ禍#マスターウォール#ライフスタイル#堕天使

イギリスの伝統を現代へ。300万円のソファ

コロナ禍による巣ごもりでこの夏休みも海外旅行は夢のまた夢──そんなストレスを抱えるリッチな方々に、家庭に居ながらにして贅沢なソファはいかがだろう? ぜひ注目して欲しいのは、イギリス発祥の伝統的なソファを日本の職人技と現代的なアレンジで表現したマスターウォールの「LUCIFER SOFA」だ。幅2760mmの価格330万円(税込)の3シーターを筆頭に、幅2460mmの3シーター(308万円、税込)、286万円(税込)の3シーター、さらには264万円(税込)の2シーター、198万円(税込)の1シーターの5種類を用意する。

・新しい生活様式に対応! 無垢とスチールレッグの新シリーズ「レ・フォルメ」

背と座面を覆うマットな質感のヌバックレザーは、なめらかな手触りで使い込むほどに光沢を増し、表情の変化が楽しめる。

クラシックテイストのボタン留めシートは、一見堅そうに見えて内部のウレタンにより適度な柔らかさを備え、長時間座っても疲れにくく耐久性にも優れる。

また、エレガントなカーブを描く無垢材オイル仕上げの脚部は、ボリュームある本体とのバランスを考え、厚みや角部加工などは何度も試作を重ねたという。

“堕天使”という名のソファ。1度目にしたら最後、その誘惑から逃れられない…

デザイナーは伊藤浩平。マルイチセーリングを経て1991年に独立し、NORTH LAND DESIGNを設立。照明器具から家具、雑貨のデザインに加え、ブランディング、インテリアショップのプロデュースまでを手がける。

「LUCIFER SOFA」の基となったのは “チェスターフィールド ソファ”。第4代チェスターフィールド伯爵(Philip Chesterfield)が発注した”ボタン留め総革張りでボリューム感のあるソファ”だ。

この「LUCIFER(ルシファー)」は、ラテン語で“堕天使”を意味する。伊藤はこのソファについて、次のように語っている。

その物は以前は天使の中の天使、美しさと荘厳さを併せ持っていた。しかしながらそれが傲慢を生み出し、神をも恐れぬ存在となり、神の怒りを買って天から落とされた。 落とされた天使、堕落を生む堕天使、又の名を悪魔と呼ばれる存在となった。

豊かで大らかな柔らかさを持った天国の様な座り心地を持ったソファは、数え切れないほどのボタンにより締め上げられ、その豊かな柔らかさを奪われてしまった。

しかしその絞りあげられた事により、さらに反発する力を生み出し、そこに寄り添うものを知らぬ間に堕落した時間へと誘ってゆく。

絞りあげているボタンは、幾つもの目だ。 四方八方を見渡し、その堕落した世界へと人々を誘惑し、誘い込む。 ひとたびその世界へ誘われたものは、もう再び逃れることは出来ないだろう。

手間暇かけた製造工程がわかる写真の数々はコチラ!

伊藤とマスターウォールのチームが、深い洞察と細部まで吟味して生み出した唯一無二のソファ。視覚的な魅力だけでなく座り心地もスペシャルなので、夢見心地で映画鑑賞に耽るには好適。マスターウォール銀座店に展示があるので、ぜひ予約し、触れて、身を委ねてみて欲しい。(文:fy7d)

INTERVIEW