『まっちゃんねる』で“怪演”の山田孝之、役に入り込みすぎて女優たちに罪滅ぼしの日々「皆さんのインスタにひたすら“いいね”を…」

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★メイン_0622Netflixオリジナルシリース「全裸監督 シーズン2」ワールドプレミア

『全裸監督 シーズン2』ワールドプレミアにアクセス殺到

山田孝之が業界の風雲児・村西とおる役を演じたNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督 シーズン2』が、いよいよ6月24日に配信を開始する。それに先立ち、6月22日にLIVE配信でワールドプレミアイベントが開催された。

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イベントは、Netflix Japan公式YouTubeチャンネル&Twitterを使ったLIVE配信で行われた。配信から1時間で、再生回数は約112万回を突破する熱狂ぶりだった。

主人公の村西を演じた山田は、フジテレビ系列のバラエティ番組『まっちゃんねる』でも村西とおる・ルックで登場して武田真治との“怪演”バトルを見せた通り、本作品への思い入れは深く、「企画の作り始めから考えると何年もこの作品に携わっていて、それがようやくフィ ナーレを迎えると思うととても嬉しい気持ちでいます」とコメントした。

『シーズン1』の最後に村西軍団と離れたトシを演じた満島真之介は、「さみしかったですが、今日みんなとこんな風に会えてドキドキして、皆の所に帰って来れたと思って」とコメント。

玉山鉄二は「僕は、自分がSなのかMなのか分からず過ごして来てしまったんですが、今回の撮影で自分はMではないな、と気づかされました。ありがとうございました」と挨拶。

『シーズン1』で伝説のセクシー女優・黒木香を演じて一世を風靡した森田望智は、「黒木を演じ切って、今この日を迎えられて嬉しく思います。生き抜いたなと、思い残すことはもう何もないな、乗り越えられないことはないかもしれないな、と思えるような、自分の軸を作ってくれた作品です」と悟りの境地を語った。

一方、『シーズン2』で黒木に代わる新ヒロイン・乃木真梨子を演じた恒松祐里は、オファーを受けたときの気持ちについて、「お話しを頂いた時は、このキャラクターが色濃い皆さんの中でどうしたら自分らしさを出せるんだろうと思って迷いました。でも純粋にありのまま演じた方が乃木らしさが出るんじゃないかなと思いながら素直にお芝居しました」とコメント。

村西を尊敬する三田村を演じた柄本時生は、「ずっと(村西の)背中を見させて頂いたので、落ちていく姿を見るのは辛かったですね。村西さんに対して反発を持つっていうのは大変でもありました。でも、楽しかったです」と実感のこもったコメント。

同じく、村西軍団の姉御的存在である順子を演じた伊藤沙莉は、「『シーズン1』では新人だったので、言われたことを『はい! はい!』とやっていましたが、『シーズン2』では、どっしりとして頼りになる姉さんキャラで格好良くいれたらいいなと思いながら演じていました」と話した。

専属女優・奈緒子役の冨手麻妙は、「演じているうちに、役として村西を大嫌いになり、そして山田さんのことも大嫌いになってしまいました(笑)。山田さんは現場でも村西とおるとして存在しているので、目が合うとむかつくし、居るだけで腹が立ってしょうがないみたいな状態になってました。これは、私だけではなく女優たちみんなそうだと思います」と、山田の完璧な役作りを賞賛。

すると山田はすかさず、「いや、それは本当にそうなんです。今、毎日僕がやっていることは、皆さんのInstagramに、ひたすら“いいね”を押すことだけです」と、日々少しずつ名誉挽回を試みていることを明かした。

常に体を張るラグビーを演じた後藤剛範は、「僕は身体を張っているとは思ってなかったんですけど、思い返してみると、結構身体張ってたんだなと気づきました。監督の愛の鞭を感じていました」と話した。

『シーズン2』でトシと行動を共にするホステスのサヤカを演じた西内まりやは、「みなさん本読みの際には出来上がっていたので、素晴らしいチームワークでプレッシャーは沢山ありましたし、大好きな作品だからこそ私に何かできることがあれば、という気持ちで参加しました。4年ぶりのお芝居で緊張しましたが、村西軍団ではなく(ヤクザの)古谷軍団の一員として皆さんに引っ張って頂きながらサヤカを演じました。サヤカの人間臭さを感じて貰えたらと思います」とコメント。

また、『シーズン2』で村西が立ち上げたダイヤモンド映像の女優・江戸川ローマを演じた増田有華が、「1月のオーディションだったんですが、武正晴総監督から最後に『良いお年を』と言われて、完全に落ちたと思い泣きながら帰りました。でも、決まって凄く嬉しかったです」と話すと、武監督は「随分と自分は失礼なことを言ってましたね(笑)。 その時は、良い年が始まるよという意味で言いました。年が明けてたことに気づいてませんでした」と当時を振り返り、増田をフォローした。

ヤクザの組長・古谷を演じた國村隼は、「『シーズン1』配信直後にアメリカの作品の現場に入ると、現地のスタッフたちから『見たよ、すごいね!』『最高だった、エキサイティング!』と言ってもらえて、これがNetflixで世界配信ということなんだ、世界中にダイレクトで届いてるんだ、という凄さと嬉しさを実感しました」と興味深いエピソードを披露した。

『シーズン1』では助監督として参加し、『シーズン2』で監督デビューを果たした後藤孝太郎監督は、「この色濃いキャストたちが大暴れするのでまとめるのが大変でしたが、それが本作の最大の魅力です。是非、山田さん演じる村西がこの色濃いメンバーとどういう風に摩擦が起きて、どう変わっていくのかを皆さんに楽しんで頂ければと思います」とコメント。

そして最後に武総監督は、「『シーズン2』まで担当できるか『シーズン1』の時点では分からなったのですが、『シーズン2』を踏まえた物語を考えて欲しいと言われていたので、今こうしていられるのが本当に良かった。コロナ禍で撮影が中断されて、今も尚その影響が続いていますが、シーズン通して携わったキャストさんとスタッフさんに本当に感謝していますし、なんとかここまでこぎつけることができて良かったです」と感慨深く語った。

山田孝之も恐れる、普段から役になりきった恒松祐里

続いてイベントは、『全裸トーク』と題し、普段聞けない話や、撮影秘話など披露するコーナーへ。

撮影中の裏話トークでは、恒松が森田の肩をいきなり揉み始めたので、森田がどうしたの? と聞くと「日頃から森田さんをイラつかせてやろうと思って」と恒松が笑顔で去って行ったという衝撃のエピソードも! しかし恒松にはその記憶がないらしく、「その時の記憶が本当になくて、今でも思い出せないんですが、役に入り過ぎちゃっていて……」と話すと、山田が「僕、その場に居たんですけど、本当に一番怖かったです」とコメントした。

視聴者からの質問コーナーでは、「寂しすぎて好きなドラマやアニメの最終回が見られません。『全裸監督』は今回で最後とのことですが、どうしたらいいですか?」という相談に対し、山田は「寂しさを乗り越えないと、次にはいけませんからね!」と回答。すると満島も、「そうですね、でも今回に関しては、全裸監督の最終回は見なきゃいけないです。そこに全てのテーマが入っています!」とアピールした。

最後に山田は、「村西とおるは暴れまくって、色んな人たちも離れていく転落のストーリーになってはいますが、楽しんで頂けるように派手に転げ落ちました。楽しみながら、こうはなってはいけないなと反面教師として見て頂けたらと思います。そして、そんな中で皆が傷を負いながらも小さな幸せだったりを探して、人を許すということで次に向かえる部分も描かれている素敵な作品だと思っています。是非『シーズン2』を見て、もう一度『シーズン1』、『シーズン2』を見て頂けれたらと思います」と語った。

事業を広げて大失敗…風雲児転じて転落に至る村西とおるを描くファイナル

本作品は、アダルトビデオ業界で一世を風靡した村西とおる監督の生き様を描いた『シーズン1』の続編にしてファイナル。

業界の頂点に立った村西は、企画シリーズものを大量に制作するも、いずれも黒木(森田)と作り上げた伝説の作品には遠く及ばない。また黒木は、再び村西との作品制作を切望するが果たされず、2人の間には溝が生まれていた。そんな折、衛星放送事業への進出を赤坂銀行融資課の本田(吉田栄作)から勧められた村西は、それに疑問を抱く川田(玉山)の意見に耳を傾けることなく新会社・ダイヤモンド映像を立ち上げ、第2のヒロイン乃木真梨子(恒松)ら新たな女優たちのプロモーションを始める。一方、『シーズン1』のラストで袂を分かったトシ(満島)はヤクザとなるも、村西に対して複雑な感情を抱いていた。果たして、村西とその仲間たちの行く末は?

シリーズ最終作となる『全裸監督 シーズン2』は、Netflixで6月24日より配信が開始される。