アカデミー賞最多ノミネートで『アバター』キャメロン監督と元妻の対決に注目

『アバター』 公開中
(C) 2009 TWENTIETH CENTURY FOX

第82回アカデミー賞の候補作品が2月2日(現地時間)に発表された。今回注目されているのは、3DのSF超大作『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督)と、イラクで爆発物処理を行う米兵たちを描いた『ハート・ロッカー』(キャスリン・ビグロー監督)の対決だ。共に作品・監督・撮影など9部門でノミネートされており、今回の最多ノミネート作品。

【『アバター』特集】世界興収No.1作品の魅力を探る

この2作は、キャメロンとビグローの両監督が元夫婦だったことでも話題を集めているが、ビグロー監督が女性初の監督賞受賞に至るのか、また『タイタニック』(97)でアカデミー11部門を制したキャメロン監督が2度目の栄冠に輝くのかと話題が尽きない。

主な部門の候補作品は以下の通り。

作品賞
『アバター』
『しあわせの隠れ場所』
『第9地区』
『17歳の肖像』
『ハート・ロッカー』
『イングロリアス・バスターズ』
『プレシャス』
『A Serious Man(原題)』
『カールじいさんの空飛ぶ家』
『マイレージ、マイライフ』

監督賞
ジェームズ・キャメロン『アバター』
キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』
クエンティン・タランティーノ『イングロリアス・バスターズ』
リー・ダニエルズ『プレシャス』
ジェイソン・ライトマン『マイレージ、マイライフ』

主演男優賞
ジェフ・ブリッジス『Crazy Heart(原題)』
ジョージ・クルーニー『マイレージ、マイライフ』
コリン・ファース『A Single Man(原題)』
モーガン・フリーマン『インビクタス/負けざる者たち』
ジェレミー・レナー『ハート・ロッカー』

助演男優賞
マット・デイモン『インビクタス/負けざる者たち』
ウディ・ハレルソン『The messenger(原題)』
クリストファー・プラマー『The Last Station(原題)』
スタンリー・トゥッチ『ラブリーボーン』
クリストフ・ヴァルツ『イングロリアス・バスターズ』

主演女優賞
サンドラ・ブロック『しあわせの隠れ場所』
ヘレン・ミレン『The Last Station(原題)』
キャリー・マリガン『17歳の肖像』
ガボレイ・シディベ『プレシャス』
メリル・ストリープ『ジュリー&ジュリア』

助演女優賞
ペネロペ・クルス『NINE』
ヴェラ・ファーミガ『マイレージ、マイライフ』
マギー・ギレンホール『Crazy Heart(原題)』
アナ・ケンドリック『マイレージ、マイライフ』
モニーク『プレシャス』

【関連記事】
『スラムドッグ$ミリオネア』が第81回アカデミー賞で最多8部門受賞!

INTERVIEW