幼なじみや弟を守るため、極秘任務に励む科学者を柳楽優弥が好演
柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、日本の原爆開発を背景に描く青春群像劇『映画 太陽の子』が8月6日に全国公開される。このたび、新たな場面写真が公開された。
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・三浦春馬「いっぱい未来の話しよう」ラスト作『太陽の子』で戦時の若者熱演
今回公開された場面写真は9点。
1枚目は、戦争が終わった先にある人生を考えている朝倉世津(有村)に背中を押され、「いっぱい未来の話、しよう」と3人で手を取り合うカット。戦下の中前向きに生きる3人の強い決意と絆を感じさせるシーンだ。
また、原子核爆弾の開発という極秘任務に携わる科学者・石村修(柳楽)が、一科学者として目の前の研究に没頭し、黒板をはみ出してガラス戸にまで数式を書き連ねるカットも。その姿からは、“実験バカ”と揶揄される彼の個性を垣間見ることができる。
その他にも、教授を囲んで実験に臨む研究室での様子や、戦地から戻ってきた笑顔の軍人・石村裕之(三浦)、海辺で修と裕之を抱きしめる世津の姿など、時代に翻弄されながらも日々懸命に生きる人々の揺れ動く気持ちに迫るカットが並んでいる。
激動の時代を乗り越えていく青春群像劇
ノーベル賞学者の湯川秀樹も参加し、原爆研究を行っていた“F研究”。本作品は、旧海軍の委託を受け京都帝国大学が極秘で進めていたというこの歴史的事実を基に作られたフィクション映画。
昨年2020年の終戦記念日8月15日に放送されたNHKのテレビドラマ版『太陽の子』とは異なる視点で描かれた日米合作映画で、昨年20年7月に逝去した三浦春馬の遺作となった。
海軍からの密命を受け研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修と研究員たちは、「今研究しているものが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と、託された国の未来のために情熱的に原子核爆弾の研究開発を進めていた。そんな日々が続く中、幼馴染の朝倉世津が建物疎開で家を失い石村の家に住むことになった。さらに修の弟・裕之が戦地から一時帰宅し、3人は久しぶりの再会を喜んだ。
3人は幸せなひとときを過ごすも、修と世津は、戦地で裕之が負った深い心の傷に気づく。また、物理学研究の楽しさに魅了されていた修も、原子核爆弾の破壊力の恐ろしさを知り、葛藤を抱えていた。そんな2人を力強く包み込む世津だったが、彼女はただ1人、戦争が終わった後の世界を考え始めていた。
それぞれが葛藤を抱える中で、運命の8月6日が訪れる。日本中が絶望に打ちひしがれる中、それでも前を向く修が見出した新たな光とは?
『映画 太陽の子』は8月6日に全国公開される。
[記事訂正のお知らせ]記事表題について、下記の通り訂正致しました。
訂正前:三浦春馬が丸刈りで臨んだ遺作『映画 太陽の子』新場面写真公開
訂正後:三浦春馬が丸刈りで臨んだ『映画 太陽の子』新場面写真公開
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