80年代NY発、鬼才デイヴィッド・バーンとスパイク・リーが夢のコラボ。スーツに裸足で踊る『アメリカン・ユートピア』場面写真公開

#アメリカン・ユートピア#スパイク・リー#デイヴィッド・バーン#ドキュメンタリー#ブラック・クランズマン#舞台裏

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躍動感あふれるステージング!新場面写真公開

グラミー賞を受賞した元トーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞したスパイク・リー監督による映画『アメリカン・ユートピア』が5月7日に公開。このたび、新たな場面写真が公開された。

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今回解禁となる場面写真は、グレーの揃いのスーツに裸足、シンプルな舞台セット、その中で躍動するミュージシャンたちに肉薄するグルーヴ感あふれるカットが並ぶ。

・その他の新場面写真はコチラ!

80年代NYで出会った2人がようやく実現した夢のコラボ

本作品は、デイヴィッドが自身のアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案にした舞台の映像化をスパイクに打診して実現。単なる舞台の記録映画でもドキュメンタリーでもない映像作品に仕上がった。

そのいきさつは、BO公式Youtube チャンネルに掲載されたデイヴィッドとスパイクの対談動画で明らかにされている。ともにニューヨークを拠点に活動してきた2人は、80年代に出会ったきっかけはよく覚えていないものの、「互いに憧れの存在だった」と述べている。スパイクは、トーキング・ヘッズを初期のアルバムから愛聴しており、デイヴィッドにとってはスパイクの『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』が大きなインスピレーションになっていたという。

左から、デイヴィッド・バーン、スパイク・リー

それから30年以上を経て、デイヴィッドから『アメリカン・ユートピア』映像化を打診されたスパイク。初めてショーを見たときの衝撃について「ステージ上で脳みそを持つデイヴィッドをみて『なんだこれ!?』と思ったよ(笑)。そして、ミュージシャンたちがステージに上がってくるのを見た。振り付けがすごい! 参加したいと思った」と語っている。今回解禁となる場面写真からもスパイクが魅了された圧巻のステージングの断片をうかがい知ることができる。

意外な製作秘話〜グレーのスーツに裸足というアメリカン・ユートピアのスタイル

全員揃いのグレーのスーツに裸足という印象的なスタイルがこのショーの特徴だが、決まるまでのいきさつが意外だった。

デイヴィッドは、「照明デザイナーのところへ行きスーツの色は何色にするか尋ねました。すると、『ミディアムグレー。照明を消せば消えてしまう。ライトを当てれば飛び出す色』という。私はそれを見て、このバンドにビジネスシューズは似合わないと思い、『よし、裸足になろう!』と言ったんです」と語っている。

配線を廃し、何もない舞台セット。そうすることで人間の肉体がフォーカスされ、照明演出も相まって舞台芸術の極みへと誘ってくれる。

「そういえば聞いてなかったな、『デイヴィッド・バーンのアメリカン・ユートピア』のタイトルの意味は? ユートピア、平和と愛。つまり魔法の世界」 とスパイクが尋ねると、デイヴィッドは「そう。でも明らかに私たちはユートピアには住んでいません。しかし、私はこれを実現できるという証拠を示しているのです。スピーチする必要はない、ただ見てくれればいい」と語った。

『アメリカン・ユートピア』は5月7日に全国公開される。

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