人気声優･森川智之がMCのBL談義番組で、BL漫画家カシオの素顔に迫る！

『コミック☆プリンスカフェ 乙女st.店 セカンドシーズン』第2回をリポート

BL作家がゲストで登場してBL談義する、BL好き必見のTV番組『コミック☆プリンスカフェ 乙女st.店 セカンドシーズン』の第2回が2月28日に放送された。人気声優の森川智之と葉山翔太がMCを務め、『心を殺す方法』や『僕の美しい人』などの人気BL漫画家・カシオが新刊の誕生秘話や驚きのプライベートについて披露した！

・BL界の“帝王”森川智之がMCの番組をリポート！ 一穂ミチが秘話を披露！

BL好きが集まるカフェが今回も開店。マスターは“BL界の“帝王”こと人気声優の森川智之で、カフェ店員は「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-｣の波羅夷空却役などの人気声優であり筋金入りの腐男子でもある葉山翔太、という設定。常連客である、これまた2人ともBL好きのおかずクラブのオカリナとゆいPも揃って番組がスタート。

新刊『恋愛談義』が好評の人気BL漫画家カシオが登場！

オープニングトークもそこそこにひょこひょことゲストが登場！ 今回のゲストはラブストーリーとコメディのバランスが絶妙と話題の『恋愛談義』が先月発売された人気BL漫画家のカシオだ。顔の部分はイラストで隠されているが、金髪に近い明るい茶色のストレートのロングヘアが印象的。

早速、新刊の『恋愛談義』が誕生するきっかけを尋ねられたカシオは、前回は暗い話で、担当編集は今回も暗い話を希望していたが、自分は王道の明るい話が良かったと答えた。登場人物の名前は、攻めは三枝、受けは葉山で、植物関係にしたのだとか。番組MCの森川も植物と関係した名前だし、葉山はそのまま同じなので縁を感じた様子。

舞台は東京都港区で、葉山は港区男子のキラキラしたイメージに憧れを持ち、三枝は港区が似合うかっこいい男として設定されたという。また、カシオ自身も港区にある女子校に通っていたことが判明し、お嬢様だったのでは!? と突っ込まれていた。

葉山翔太は劇中の葉山が実は下町に住んでいてギャップがあるところに好感を持ったのだとコメント。森川が三枝の手袋がカッコいいと三枝の服装に言及すると、カシオは三枝が『007』や『ゴッドファーザー』を好きな設定で、三枝のスーツ姿などは男性ファンション誌を参考にして研究したと語った。森川はカッコいいスーツは憧れで、人生で一度はスーツをオーダーメイドで作りたいと言い、これまで式典などで着ていたのは自前でなくて衣装だと明かした。

カシオは漫画禁止の家庭で育ったと告白、もしかしてお嬢様!?

ここでほっと一息のカフェタイム。甘いものが好きというカシオのためにカフェモカが提供された。マシュマロやクリームも添えられて美味しいと好評のカフェモカを飲みながら、カシオが漫画家を目指したいきさつのトークを展開。実は家では漫画を読むことが禁止されていたと、さすが箱入りのお嬢様育ちだったエピソードを披露した。

家ではこっそりと漫画を読んでいたというカシオはある時、同級生から『炎の蜃気楼』を借りて読み、そこからBLにはまっていったという。そして大学に進んでから漫画を描くようになり、はじめは二次創作を手がけて同人誌即売会で頒布し、そこで出版社から声をかけてもらって商業デビューへとつながっていったと語った。ここで、オカリナが、二次創作を描いていた漫画家が商業BLを描くようになると、もう二次創作を描かなくなることが多いから喜ばしいけどファンとしては複雑な気持ちになると、BL好きあるあるを熱く吐露した。

森川と葉山の生アフレコにカシオも大興奮!!

お次は声優2人がその場で漫画のアフレコをする生アフレコのコーナー。『恋愛談義』の生アフレコをするということで、キャスティングをカシオに頼むと、ぜひ森川に三枝をしてほしいとリクエスト。森川も葉山役をと言われたらどうしようかと思ったと笑いを誘いつつ引き受けた。

森川は三枝役を、葉山翔太が葉山役を担当し、女性たちから言い寄られる三枝を前に、葉山がいてもたってもいられなくなるシーンを熱演。葉山が三枝に抱かれたいと身を委ね、三枝も受け入れるようすが繰り広げられ、これにはカシオも大興奮！ 原作者のカシオの好感触に、森川もドラマCDの出演に意欲を示して売り込みアピールすると、カシオも前から希望していたぐらいという相思相愛ぶり。周囲からは「さすが帝王」と感心した声が上がった。

続いてはおかずクラブのBLホットライン。今回はコミックについている帯に注目し、その内容で売り上げが変わるとも言われているキャッチを取り上げた。アニメイト池袋本店の店員がおすすめする帯をクイズ形式にし、『不死身の命日』『ハッピークソライフ』『寡黙な親友がただのムッツリでした』を紹介した。

BL漫画家であることは内緒? カシオが日常を明かす

トークに戻ると、カシオのプライベートへと迫る話に。1日のタイムテーブルは規則正しく朝は7時起きで、子どもを保育園に送り届けるというカシオ。子育て中である事実に一同からは驚きの声が！ カシオは保育園に行っている間は仕事ができるし、夫がお風呂も寝かしつけもしてくれて協力的だと語った。しかし、その夫にはBLを描いていることは内緒だという事実に一同はまたまた驚き！ カシオは夫には恥ずかしくて言いたくないと苦笑した。

カシオは仕事部屋などの写真も提供し、パソコン3台を置いているデスク周りや、読者からプレゼントされたキャラクターのぬいぐるみ、『恋愛談義』に登場するポルシェのモデルであるトミカのポルシェなどを見ながら仕事部屋の環境について語った。

最後はお店のお代のお支払い。カシオはお代としてイラストを進呈したが、そこにはMCの2人が描かれていた！ 森川も葉山も大感激して喜びを表した。

番組の最後はアフタートーク。森川は親の目を盗んで漫画に親しみ、漫画家になったカシオについて夢は叶うんだと語り、自分の夢はいつかBLビルを建てることだという野望を示して番組を締めくくった。

次回は3月28日夜11時の放送で、ゲストは人気BL漫画家・瀬戸うみこの予定。どんなトークが飛び出すか、大いに期待だ。（文：牧島史佳／ライター）

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