大反響のシッチェス映画祭上映6作品のソフト化決定!予告編も到着

#シッチェス

シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2018

昨年10月から東京、名古屋、大阪で順次開催され大盛り上がりとなっていた「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2018」。ここで上映された各作品がソフト化されるのに伴い、予告編が到着したので紹介しよう。

[動画]『キラー・メイズ』予告編

1968年に創設された「シッチェス映画祭」は、スペイン・バルセロナ近郊の海辺のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催されている映画祭。SF、ホラー、サスペンスなどのジャンル映画を特化して扱う「世界3大ファンタスティック映画祭」の1つ。

東京を皮切りに実施された「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、シッチェス映画祭で上映された作品の中から厳選した作品を日本で上映する、シッチェス映画祭公認の映画祭。これまで2012年、2013年、2014年、2015年と4回開催され、日本のホラーファンから復活を求める声が多数寄せられたことから、昨年10月に3年ぶりに完全復活した。

今回、新たにパッケージがリリースされる作品は、台湾文芸界のカリスマで監督デビュー作『あの頃、君を追いかけた』が大ヒットを記録したギデンズ・コー監督が、モンスターに遭遇したいじめられっ子の恐怖を描いた『怪怪怪怪物!』(Blu-ray&DVD発売)。ダンボール製の殺人迷路を冒険するという奇想天外な設定が魅力のホラーコメディ『キラー・メイズ』(DVD発売)。脱獄犯の実話をもとに『BONES-骨は語る』シリーズの監督が放つクライム・エンターテインメント『プリズン・ランペイジ PRISON RAMPAGE』(DVD発売)。シッチェス映画祭で批評家賞を受賞した異色の人狼ファンタジー・ホラー『狼チャイルド』(DVD発売)。伝説のホラー誕生から17年、再び活動を始めた伝説の怪物クリーパーと人間たちの血で血を洗う激闘を描く『リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ』(Blu-ray&DVD発売)。エンニオ・モリコーネの音楽にのせて地中海のほとりで血まみれの銃撃戦が繰り広げられるネオ・フレンチ・ウエスタン『デス・バレット』(DVD発売)。

中でもオススメなのが、2017年のシッチェス映画祭でニュービジョン・ワン/プラス部門の最優秀作品賞に輝いた『キラー・メイズ』だ。うだつのあがらない芸術家デイブは、日々の鬱憤を晴らすべく、居間のど真ん中にダンボールの迷路を作り始める。が、それはいつしか彼の空想した罠やモンスターが徘徊する大迷宮となっていくというストーリー。全てがお手製のダンボールで造られた、殺人迷路を巡る大冒険で、低予算ながらセンスが光るシュール、ファンタジー、ホラー、コメディ満載のアイデア映画となっている。

もう1つ、『怪怪怪怪物!』もオススメ! こちらは『あの頃、君を追いかけた』のギデンス・コー監督最新作で、香港ではポスターが発禁処分になった血も凍る台湾発学園ホラー。いじめられっ子のリン・シューウェイは、いじめっ子3人とともに、2匹のモンスターに遭遇。彼らは小さい方のモンスターを捕まえて“独自”の「調査」と「実験」を始めるが、やがてモンスターは彼らの手に負えなくなっていく。

INTERVIEW