ここまで妻のことを大事に思うような夫を見つけたい!と痛感する映画とは?

#映画

『ボヘミアン・ラプソディ』
(C)2018 Twentieth Century Fox
『ボヘミアン・ラプソディ』
(C)2018 Twentieth Century Fox

【独女のお勧め】新年に見たい映画5本

ついに2019年も幕開け、どのような気持ちで新年を迎えていますか? 昨年の心残りを胸に「今年こそは!」と思っている人も多いはず。そんなときに、モチベーションを上げてくれるものといえば、映画の登場人物たちではないでしょうか。なかでも、実在の人物による物語は、よりダイレクトに心に響くものです。そこで、仕事に恋愛に、公私ともに希望でいっぱいの独女たちにオススメの新年に見たい実話をもとにした映画をご紹介します。

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まずは、2018年最後に社会現象を巻き起こし、現在大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』です。11月の公開直後から勢いは止まらず、いまや興行収入80億円突破も見込まれているほど。本作は世界的ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーの半生を描いた作品ですが、年齢や性別を問わずここまで多くの人をひきつけているのは、自分に嘘をつかない彼の生き様があってこそと言えます。

さらに、誰もが聞いたことのある名曲の数々を圧巻のライブシーンでリアルに体感できるのも、映画館ならでは。今回は、一緒に歌ったり手拍子したりすることができる「応援上映」などを実施している劇場も多いので、この機会に思いっきり歌って泣いて新たな年への意気込みを高めてみては?

続いてご紹介するのは、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』です。タイトルだけ見ると、どんな作品かわからないと思われがちですが、本作の主人公となるのは、筋ジストロフィーを患う34歳の男性。難病を抱えながらも明るく自由にワガママに生きる姿と、そんな彼を愛する人たちが描かれています。
今回主演を務めたのは人気俳優の大泉洋ですが、大泉洋であることを忘れてしまいそうになるほどのなりきりっぷりと熱演は必見。単なる難病ものとは異なる作品となっているので、笑顔と涙で心の奥がじんわりと温かくなるのを感じたあとは、自分のなかにある夢や欲求にもっと素直になる1年にしたいと思えるはずです。

次は、インドからやってきた、まさかの実話をもとにした『パッドマン 5億人の女性を救った男』。生理用ナプキンが高くて買えない妻のために、安価なナプキンの開発に人生を捧げたひとりの男性を描いたサクセスストーリーです。

どんなに周りから非難されようが、自分の信じた道を歩み続けることの大切さと、めげない気持ちが生み出す奇跡には思わず拍手を送りたくなるほど。独女的な目線で言えば、「ここまで妻のことを大事に思うような夫を見つけたい!」という気持ちも芽生えるはずです。夢の実現と最高の夫探しを今年の目標にしている女性たちには、オススメの1本です。

そして、女性としての生き方から学びたいならドキュメンタリーの『私は、マリア・カラス』。言わずと知れた“世紀の歌姫” マリア・カラスの人生が、初公開の映像や手紙などによって紐解かれていきます。

仕事と恋愛のどちらにも全力で向き合った彼女の苦悩や本心を知ることができますが、波乱に満ちた人生のなかでもつねに美しさを失わなかったカラスの姿に、同じ女性としての強さを感じさせられるはずです。

最後もドキュメンタリーからで、『旅するダンボール』。本作で密着している島津冬樹の職業は、聞いたことがない人の方が多いかもしれませんが、段ボールアーティスト。捨てられている段ボールから財布などの製品を生み出し、リサイクルや再利用の先を行く「アップサイクル」として、世界から注目を集めているアーティストです。

そんな彼が何よりも愛するのはもちろん段ボールですが、まるで宝探しでもしているかのような目の輝きと好きなものに一途に向き合う気持ちは、年齢を重ねると失いがちなところ。忙しさや現実的な問題を言い訳に夢を諦めているのなら、好きなことをして生きていくことの大切さを痛感するはず。「このままでいいのかな?」と迷いがある独女は必見です。

以上、独女のための新年にオススメの映画をご紹介しました。平成最後となる2019年を悔いなく過ごすためにも、最高の映画とともに、最高のスタートを切ってみては?(文:志村昌美/ライター)