繊細系男子に妖精系美少女…今年ブレイクした5人の新星をピックアップ!

#映画#ティモシー・シャラメ#ノア・ジュプ#ヘンリー・ゴールディング#マッケンジー・フォイ#ミリセント・シモンズ

『ビューティフル・ボーイ』のティモシー・シャラメ
2019年4月より公開
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2018年に注目作で脚光を浴び、今後の活躍も期待したい新星5人をピックアップする。

今年4月に公開された『君の名前で僕を呼んで』で大ブレイクしたティモシー・シャラメ。80年代の北イタリアの避暑地で、年上の青年と恋に落ちる17歳の少年を演じたシャラメは22歳にして第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。これは同部門で史上3番目に若い候補者年齢だ。6月公開の『レディ・バード』では、シアーシャ・ローナンが演じたヒロインの女子高生が出会うイケメンのバンドマン役で、全く違う表情を見せた。ちょっと影のある繊細な文系男子のイメージは、精悍なスポーツマン・タイプが多い若手スターの中では異質で、個性が光る。

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来年4月に日本公開予定の『ビューティフル・ボーイ』では薬物中毒に苦しむ青年を演じ、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされている。依存から更生を目指す息子を父の視点から描いた本作では、映画俳優組合(SAG)賞でも助演男優賞にもノミネート。再びオスカー候補になる可能性も極めて高い。

現在公開中の『くるみ割り人形と秘密の王国』でヒロインのクララを演じているマッケンジー・フォイは18歳。『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1』(11年)、『同 Part2』(12年)や、ジェシカ・チャステインの少女時代を演じた『インターステラー』(14年)などで子役として活躍していた。4歳からモデルの仕事をしていた彼女はファッション界からも人気が高く、パリコレなどファッションショーにもよく姿を見せる。実は『インターステラー』で、兄妹役でティモシー・シャラメとも共演している。オードリー・ヘップバーンにもどこか通じる妖精のような可憐さが印象的だ。

今夏の全米で3週連続No.1ヒットとなった『クレイジー・リッチ』で富豪の御曹司を演じたヘンリー・ゴールディングはマレーシア系イギリス人で、マレーシアのTVで人気司会者だったが、演技経験はほぼゼロ。31歳での俳優デビューだが、アジア男性のステレオタイプを覆すモデル並みのルックスと度胸の良さで見事にヒロインの相手役を務め、大注目となった。今後は来年3月に日本公開の『シンプル・フェイバー』でアナ・ケンドリック、ブレイク・ライヴリーと共演、さらに現在撮影中のガイ・リッチー監督、マシュー・マコノヒー主演の『Toff Guys(原題)』でヒュー・グラント、コリン・ファレルらと共演している。

『クワイエット・プレイス』で聴覚障害の娘を演じたミリセント・シモンズと弟役のノア・ジュープも今後の活躍が期待される。

15歳のシモンズはデビュー作『ワンダーストラック』も今年4月に公開されたが、手話を使ってコミュニケーションを図る彼女の、文字通り渾身で感情を伝える表現力は必見。

13歳のジュープは今年5月公開のジョージ・クルーニー監督の『サバービコン 仮面を被った街』でマット・デイモンの息子を演じて注目された。7月公開の『ワンダー 君は太陽』で主人公の親友役を演じている。少年の健気さも、つい弱気になってしまう一面も素直に表現できる若き演技派。来年1月に2017年の出演作『ナチス第三の男』が公開されるほか、シャイア・ラブーフが脚本、出演する『Honey Boy(原題)』が同じく1月にサンダンス映画祭で上映され、ジェームズ・マンゴールド監督、クリスチャン・ベールとマット・デイモンが主演する『Ford v. Ferrari(原題)』でベールの息子役を演じている。

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