神谷明、『シティーハンター』冴羽獠の新宿観光アンバサダー就任に「新宿でそんな立派な役を頂けるとは…“もっこり”うれしいです!」

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(C)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会

シティーハンターの聖地・新宿でプレミアイベント開催

アニメ映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の公開をちょうど1ヵ月後に控える8月8日、新宿をシティーハンターで彩るイベントが開催。プレミアイベントでは(冴羽獠)新宿観光アンバサダー任命式&冴羽獠像(等身大フィギュア)除幕式、プレミア舞台挨拶付き試写会では、神谷明をはじめとする声優陣とこだま総監督9名が大盛り上がりでトークを繰り広げた。

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真夏の炎天下、シティーハンターの聖地である新宿の地で開催されたプレミアイベントでは、新宿観光振興協会の杉江理事長より冴羽獠の新宿観光アンバサダー任命式と、アンバサダー就任を記念しての冴羽獠(等身大フィギュア)の除幕式が行われ、神谷明、伊倉一恵、沢城みゆき、堀内賢雄の主要キャラクターを演じる豪華声優陣と、『シティーハンター』の大ファンということから、今回「ナンパ好きの男」役でゲスト声優を務めた南海キャンディーズの山里亮太が参加した。

冴羽獠の声優を務める神谷は「公開まで、ひと月となりました。今はドキドキ最高潮となります!」と挨拶。長年獠の相棒・槇村香の声優を務める伊倉は「私もドキドキ最高潮です!」と応え、今作で依頼人アンジーの声優を務める沢城みゆきは「歴史のある作品にゲストとして参加させて頂いた私はもっとドキドキ最高潮でおります。アンジーをやらせて頂きました沢城みゆきです。よろしくお願いいたします」と続けた。

冴羽獠の育ての親であり、いまは最強の敵・海原神の声優を務める堀内は、「今日は衣装も合わせてきましたので暑いです!」と海原風のコート衣装で登場。そして「ナンパ好きの男」役でゲスト声優を務めた南海キャンディーズの山里は、「紹介の順番おかしくないですか!?」と錚々たる顔ぶれの中で挨拶のトリを務め、「『シティーハンター』に関われるだけでも夢心地でございます。ドキドキ、僕も最高潮です!」と述べた。

冴羽獠が新宿観光アンバサダーに任命されたことに神谷は、「新宿でそんな立派な役を頂けるとは思いませんでした。“もっこり”うれしいです!」と満面の笑顔でコメントし、会場からは拍手が巻き起こった。山里は「いまこの単語が新宿に響いているんですね! 凄いですね!」と思わずファン目線で感動。

また『シティーハンター』の舞台である聖地、新宿・歌舞伎町でのイベント開催について聞かれた神谷は、「ゴジラの前でできるとは思ってもいませんでした。やっぱり新宿で上映されるということも、とてもうれしくて…実は私新宿区民なので、そういう意味で倍うれしいです!」と想いを明かした。

冴羽獠が新宿観光アンバサダーに選ばれた経緯について杉江理事長は、「冴羽獠さんが主役の『シティーハンター』がテレビアニメシリーズ開始から数えると実に36年、新宿で大活躍してくださっています。新宿を題材にした映画や小説は多数ありますが、こんな長い間繋がっているものはないんじゃないかというふうに思っております。そういうわけで冴羽獠さんには、是非、今回の映画のPRと合わせて、新宿の街のPRもお願いしたいということで、今回『新宿観光アンバサダー』のお願いをさせて頂きました」と理由を明かす。

その後行われた任命式と除幕式では、代表して神谷が笑顔で任命状を受けとり、さらに登壇者全員で用意された紐を引っ張ると幕で隠されていた等身大の冴羽獠像の全貌が明らかとなり、詰め掛けたマスコミからも拍手が起こった。

続いて、夕方に開催されたプレミア舞台挨拶付き試写会では、先ほどのイベントに引き続き、神谷明、伊倉一恵、沢城みゆき、堀内賢雄、山里亮太と、新たに野上冴子役の一龍斎春水、ピラルクー役の関智一、エスパーダ役の木村昴、そしてこだま兼嗣総監督が登場。

出演者が一人ずつ挨拶する中、関は「僕も皆さんと一緒で『シティーハンター』の本当に大ファンで。たぶん声優業界でも一、二を争うファンじゃないかなと自負しております。スタジオに行く度に『シティーハンター』に出たいと言ったのに叶わずで、20年くらい経ってやっと出演できました。どんなふうに出ているのか是非、楽しみにしていてください」と出演できた喜びを語った。

木村は「皆様本日はご来場くださり、誠にありがとうございます。あの…緊張しております。長きに渡り皆さんに愛されてきたすごい作品ですから…」と少し硬い表情で話していると、「やっぱり。喋り方すこし変だもんね。緊張が伝わります」と関からツッコミが。

会場大爆笑の中、木村は続けて「なんで僕が(コメント)最後なんだろうなと思ってますけど…」と大げさにぼやいて見せると、「日本に来て間もないもので…」と場の笑いを誘い、最後は「まだ『シティーハンター』を見たことのない世代、僕らの世代がこの作品のバトンをつないでいきたい。とにかくめちゃめちゃ面白い作品になっております。心を込めて演じましたので、是非お楽しみください」と力強く締めくくった。

そして、木村が「最後」と締めた後にコメントをすることになった山里は、開口一番「昴君、すごく気まずかったよ」と言い、木村は「あ…ごめんなさい(笑)」とすかさず謝罪するシーンも。

さらに山里は「ナンパ好きの男を高い倍率の中勝ち取った山里です。僕も本当は台詞言いたいんですけどネタバレになるので、本編まで取っておいてください。あ、ここなんだと本当に瞬きしたら見逃す可能性がありますので、見逃さず見て頂けたらと思います。僕はドンピシャ世代なので、そこにどんな形でも関われるなんて、こんな幸せなことはないです」と冗談を交えつつも熱い想いを吐露した。

最後にこだま総監督は「テレビ放送から36年経ちました。今回は避けて通れないストーリーを作らざるを得なかったので、アニメオリジナルで作りました。どうぞお楽しみください」と力強く挨拶。

続けて今作は最終章の幕開け、獠の過去に迫る物語ということで作品への想いについて聞かれ、「途中も随分と紆余曲折があり、もうダメかなと思うときもあったんですけど、やっと完成しました。もう今日の晴れ舞台にホッとしています」と胸中を明かした。

同じく本作への想いを聞かれた神谷は、「脚本読ませて頂いて素晴らしいと思ったんです。アフレコの前に資料用の映像を拝見して、絵を作っている方たちの素晴らしい力を感じました。そして今回の資料用の映像には音楽も入っていたんです。それらすべてがずっしりと重く、肩にのしかかってきました。過去にこういう作品はヒットしなかったことがないです。だからもう僕たちはそれに負けないように頑張って演技をしました。作品の内容にはあえて触れませんけど、それだけみんなの力が集結した作品になっております。是非楽しんでください」と熱く観客にアピールした。

シリーズの最終章の幕開けになりますが、いかがですか?と聞かれた神谷は、「前作で名台詞があったんです。その台詞は今回も出てきますからぜひ探してください。前作は評判がよかったんですけど、そこからなかなか作ってもらえなくて、だめかなと思ったら4年かかって新作ができました。ぜひ続いていってほしいシリーズではありますね」と期待を込めた。

それを受けてこだま総監督は「今回、最終章に突入したというのはこの先もあるというか、今回だけでは作りきれなかったということがあります。これからが最終章の始まりだと認識しています。でもこの先、僕がやるかどうかわからないんですけど…」と若干はぐらかした。

すると神谷が「今回の作品も立派に完結している素晴らしい作品にはなっておりますので、みなさん味わっていただきたいと思います。僕が拝見した際には感動した。そしてすぐ見終わった感じがして、すぐもう1回見たい、見たりないと思いました。そのくらいの作品に仕上がっております。ぜひ、ご覧になった感想はネタバレしない程度に広めていただけるとうれしいです」と観客にお願いし、最後に登壇者を代表して神谷が「この作品は、ゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジーンです。是非お楽しみください」と語り、大盛り上がりの中イベントは終了した。

『劇場版シティーハンター 天使の涙』は9月8日より全国公開。

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