吉岡里帆、来夏公開の主演映画は「アイスクリームが食べたくなりますよ!」川上未映子の短編を初映画化

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映画『アイスクリームフィーバー』
(c)2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会

川上未映子の短編「アイスクリーム熱」が原作!

千原徹也の初監督作品『アイスクリームフィーバー』が2023年夏に公開することが決定した。原作は、川上未映子の短編集「愛の夢とか」内収録の「アイスクリーム熱」。川上未映子の原作小説、初の映画化作品となる。

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アイスクリーム屋のアルバイト、常田菜摘役で主演を務める吉岡里帆は、「アイデアが止まらないアートディレクター千原徹也さんの記念すべき初監督作品ということで、新しい試みたっぷりの面白い現場でした! 仲良しのスタッフさんや共演者の方も多く、クランクインからチームワークばっちりで改めて参加できて良かったなと感じました。アートに特化している座組みなこともあり、美術や衣装、細やかな世界観の表現にも注目して頂きたいです。アイスクリームが食べたくなりますよ」とコメント。

アイスクリーム屋の常連客の作家、橋本佐保を演じるモトーラ世理奈は、「千原徹也さんからこの映画のお話を聞いたのは、一昨年『東京デザインが生まれる日』でご一緒した時でした。千原さんの”作る”思いがこもった映画です。アイスクリームの冷たくて甘い、きゅっとした気持ちになります。ぜひアイスクリームも食べに行くワクワクした気持ちで見に行ってほしいです」と笑顔で語った。

菜摘のアルバイトの後輩、桑島貴子役の音楽ユニット・水曜日のカンパネラでボーカルを務める詩羽は、「私が演じた貴子は、アイスクリーム屋でアルバイトをする10代後半のまだ怖いものを知らない少女。でも実は”何も知らない”わけではなくて、知っているけど分かっているけど分からないフリをするのが上手で、笑って誤魔化すのが得意な少女なんじゃないかなと思っています。私も無敵だと思っていたあのキラキラした学生時代にたくさんの壁にぶつかってきた身だったので、どこかで本心では誤魔化して人一倍自分と対話をする貴子にとても共感する部分が多く、撮影中は演じるというよりも感じたままに貴子として過ごす日々を送ることができました」と充実した様子。

アイスクリーム屋の近所の銭湯に通う、仕事が生きがいの高嶋優役の松本まりかは、「こんな自由な発想で作る映画、参加しないなんて選択肢があるでしょうか? 千原さんからあふれ続ける、多様多彩なアイディアクリエイティブ、そして情熱。台本に記された監督の、この作品への突き刺さるような序文を読み、もうすでに心は決まっていました。わくわくしながら絶賛撮影中です」と語った。

千原徹也監督は、「企画を立てたのは、もう3年半前のことです。夢だった映画監督をデザインという視点から構築し、スタッフ、キャスト、制作方法、宣伝方法まで 今までにないやり方を目指して、できた映画です。内容も、感じたことのない異色のラブストーリーになっています。 複雑に絡み合う時間軸や心情は、少々難解かもしれませんが、それぞれの解釈で楽しんでいただけたらと思います」と感慨深げに語った。

『アイスクリームフィーバー』は2023年夏に公開予定。