【今週見るならこの映画!】「そうだ、ジム、行こう」やる気スイッチを入れてくれる筋肉系が盛りだくさん

『ニンジャ・アベンジャーズ』
(C)2012 N2 Productions, Inc. All Rights Reserved.
『ニンジャ・アベンジャーズ』
(C)2012 N2 Productions, Inc. All Rights Reserved.

やる気スイッチの入る春、ジム通いはどう? 絞った肉体を見てそんな気にさせられるケイン・コスギの『ニンジャ・アベンジャーズ』をはじめ、ジーナ・カラーノの『ブライド・ウエポン』やチャニング・テイタムの『ジュピター』など今週はマッスル男女が盛りだくさん。一方、『ジュピター』といえば死亡フラグ高すぎ俳優のショーン・ビーンが気になって……。などなど5本ピックアップ。

『ニンジャ・アベンジャーズ』3月28日公開
〈ケイン・コスギ(40)、キレ味抜群のアクションに注目〉
30代より以上なら一度は見ていると思うバラエティー番組「筋肉番付」シリーズ。出場者がお互いの身体能力と勇気を競う中、特に胸を熱くさせてくれたのがケイン・コスギだった。近年は映画『TEKKEN 2 : KAZUYA’S REVENGE』など世界を視野に活躍しているケインが、撮影時38歳にして体脂肪率4%まで絞って挑んだキレッキレの忍者アクション映画が登場。共演は格闘家でもあり『エクスペンダブルズ2』ではジャン=クロード・ヴァン・ダムの右腕を演じたスコット・アドキンス。ケインも「筋肉は勝てない」と認める肉体&身体能力の持ち主だが、そこは「キレのある体、速い動きを意識したトレーニング」で渡り合ったとか。厳しい体調管理で臨んだだけに撮影後に食べたハンバーガーが何より美味しかったというエピソードも胸を打つ。手裏剣や刀を使ったアクションも見ものだが、180度開脚キックはケインからヴァン・ダム&ドニー・イェンへの挑戦状だ!

[動画]ケイン・コスギの壮絶アクションは必見! ニンジャ映画の最高傑作『ニンジャアベンジャーズ』予告編

『ブライド・ウエポン』3月28日公開
〈ガテン系美女好きにおすすめ〉
続いて、全米女子総合格闘技界でトップクラスの経歴を持つジーナ・カラーノが、怒れる花嫁を演じたのが本作。カリブ海のドミニカ共和国で甘いハネムーンを満喫中にとある陰謀に巻き込まれた夫を救うべく、花嫁が犯罪組織に立ち向かうアクションだ。カラーノといえば『エージェント・マロリー』ではチャニング・テイタムを筆頭にタフな男たちをなぎ倒し、『ワイルド・スピード EURO MISSION』ではミシェル・ロドリゲスと野獣系女子の頂上決戦を繰り広げた、いわば女子版ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン )。タンクトップというガテン系美女の正装で荒れくれ野郎どもを相手に暴れても説得力抜群! ちなみにB級映画界の番人ダニー・トレホ先輩も出演。

『ジュピター』3月28日公開
〈生き残れるか、ショーン・ビーンにハラハラ〉
『マトリックス』シリーズのラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督がメガホンを取り、異星人に命を狙われるヒロイン・ジュピターと彼女を救う戦士ケインの物語を軸に描いた壮大なSF映画。ヒロインにミラ・クニス、ケインにチャニング・テイタムとアメリカで話題の美男美女を配しているが、何より効いているのはケインの恩師をショーン・ビーンが演じているってこと! 出演作の死亡率が高めなビーンだけに、善玉を演じられた日にはバトルシーンの度にハラハラ。

『マッド・ガンズ』3月28日公開
〈ロボットも出ます〉
料理漫画「美味しんぼ」でおなじみ雁屋哲先生原作の男子必見傑作劇画「野望の王国」によると、“野望”とは「男には自分の理性ではどうにも抑えのつかないものがあるんだ。理性で抑えの付かない血のたぎり、それを野望という」とのこと。本作は干ばつにより水をめぐる争いが繰り広げられている殺伐とした近未来を舞台に、ゆがんだ野望や復讐(ふくしゅう)といった男心をたぎらせるキーワードが静かに練りこまれた作品だ。主演のニコラス・ホルトは6月に公開を控えている『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にも奇抜な姿で出演するだけに、予習としてチェックしても損はなし。

『アンリミテッド』3月28日公開
〈パルクールに目が釘づけ〉
アクション映画の醍醐味といえばガンアクションや爆破など多々あるけれど、優れた身体能力を武器に芸術的な動きを見せてくれる「パルクール」という競技を取り入れた作品もおすすめ。前述の『ワイルド・スピード』つながりでは故ポール・ウォーカーさんの『フルスロットル』、代表的な作品ではリュック・ベッソンが脚本を手がけた『YAMAKASI ヤマカシ』、そして『アルティメット』など鳥にでもなったかのように重力を無視して縦横無尽に障害物を飛び越えていく超人たちの姿は華麗の一言! 本作でもそんな「パルクール」が登場。チームに入った主人公が犯罪に巻き込まれていく姿をロマンスと共に描く!

(文:中村好伸)

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