『2つ目の窓』でサハリン映画祭主演女優賞の吉永淳「感謝の気持ちで一杯」

『2つ目の窓』主演の吉永淳
(C)2014“FUTATSUME NO MADO”JFP, CDC, ARTE FC, LM.

8月29日〜9月2日にかけ開催されていた第4回サハリン国際映画祭で、上映中の映画『2つ目の窓』の主演・吉永淳が、主演女優賞を受賞した。

河瀬直美監督「奄美大島は自分のルーツ、胸がいっぱい」と万感の思いを胸に舞台挨拶

同作は神の島・奄美大島を舞台に、16歳の少年少女が直面する、母の死と家族の再生の物語。悲しみや葛藤を抱えた2人のたった1度の初恋を軸に、繋がっていく命の奇跡を描いた希望の涙が溢れる感動作だ。

この受賞に吉永は「サハリン国際映画祭の関係者の方々に、心から感謝致します。奄美の海もまた、世界中の大きなオーシャンに繋がっていると思うと、わたしの鼓動は、高鳴るばかりです。正直なところ、このような賞を頂けるとは夢にも思いませんでした。今もまだ実感がわきません。何かのご褒美でこのような賞を頂けるとするならば、それは、きっとわたしを支えていただいた周りの方々に贈られるべきもので、皆様には感謝の気持ちで一杯です。いつの日か、日本のお土産をもって、ロシアを訪れてみたいです。今後も、学ぶことと好奇心とを忘れずに生きていきたいです」とのコメントを寄せている。

なお、昨年の第3回サハリン国際映画祭では、本作にも出演している渡辺真起子も出演している『チチを撮りに』がコンペティション部門のグランプリを受賞している。

【関連記事】
[動画]『2つ目の窓』予告編
カンヌ映画祭で大賞逃した河瀬直美監督「カンヌは、まだまだ私に課題を与えてくれる」
吉永淳も登壇、カンヌ映画祭コンペ部門に出品。河瀬直美監督最新作『2つ目の窓』会見レポ!
新人の中野量太監督作『チチを撮りに』がサハリン国際映画祭でグランプリ受賞

INTERVIEW