水川あさみに見る“役者夫婦”の変化 クローズドな関係からオープンな関係に

#ショートショート フィルムフェスティバル#山田孝之#水川あさみ#窪田正孝#芸能

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水川あさみ
山田孝之

女優の水川あさみが6月20日、都内で実施された「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 アワードセレモニー」(SSFF & ASIA)に俳優の山田孝之、GAZEBO監督、伊藤主税プロデューサーとともに出席。自身が手がけた短編映画に、夫で俳優の窪田正孝が出演すると明らかにした。

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水川あさみ、夫・窪田正孝は「1番気を遣わず演出できる」

短編映画制作プロジェクト「MIRROR LIAR FILMS シーズン4」にたずさわる山田と水川。山田は、シーズン4に関して「ほとんどの作品はもう撮り終えていますが、9作品をどう並べていくかをこれから考えていく予定です。今までと変わらず、個性豊かな作品がたくさん揃うことになると思います!」とコメント。

普段は演じる側の水川は、初監督を務めたことについて「すごく貴重な経験でした。1番身近で知っていると思っていた“監督”という職業のはずなのに、こんなにも知らない部分があったのかという発見が多くありながらも、楽しんで務めることができました」と話した。

自身の作品に関して「ある男性の日常をテーマにし、“日常に転がる喜びや悲しみは自分の受け取り次第で感じる世界が一変する”というストーリーです」と言い、「ある男性というのを、1番気を遣わずに演出できると思った自分の夫、窪田正孝に出演してもらいたく、オファーしたところ快く受けて頂きました(笑)」と説明した。

過去には、水川がコロナ禍の2020年に行ったインスタライブに窪田が飛び入り出演。2022年1月には、窪田がインスタグラムのアカウントを開設すると、水川が自身のアカウントで窪田に言及するなどオンライン上での夫婦交流が話題になっていた。そして今回、「MIRROR LIAR FILMS シーズン4」を通じて、1つの短編映画で一緒に仕事に取り組む。

共演をきっかけに結婚する、という役者夫婦は過去にも数多くいたものの、結婚をきっかけに共演機会がなくなる、あるいは極端に減る傾向にあった。タレント同士なら夫婦生活を積極的に見せる…、ということはよくあるが、水川と窪田のように第一線で活躍する者同士が夫婦の交流をオープンに見せ(たとえオンライン上といえども)、さらに仕事でも積極的にからんでいく動きはあまり多くない。

今回のイベント内で山田は「シーズン1から1年かけてひと段落しましたが、様々な人が参加してくれてショートフィルムの可能性を表現できましたし、僕らもあらためて実感できました。新しいものに挑戦するということが、さらに広まれば良いなと思うし、“映画人“の輪をもっと広めていきたいです」と意気込みを語っている。

水川と窪田の取り組みも、見方次第では、新しい役者夫婦像づくりへのチャレンジ、と言えるかもしれない。

「MIRRORLIAR FILMS」は、伊藤主税(and pictures)、阿部、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら短編映画を作り上げるプロジェクト。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した短編映画をオムニバス形式で公開する。

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