【あなた向きの今週公開作はコレ!】母の日、父の日の中間地点で“家族”について考える

『ぼくたちの家族』
(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会
『ぼくたちの家族』
(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会
『ぼくたちの家族』
(C) 2013「ぼくたちの家族」製作委員会
『オー!ファーザー』
(C) 吉本興業株式会社
『青天の霹靂』
(C) 2014 「青天の霹靂」製作委員会

母の日も終わり、来月は父の日! その狭間である今週は“家族”をテーマにした作品が多め。そんななかムビコレでは、父にクローズアップした『オー!ファーザー』『青天の霹靂』『ぼくたちの家族』の3本に着目してみました。

『ぼくたちの家族』
〈家族に言えない借金のある人に〉
突然、余命宣告を受けた母を救うために奮闘する父と2人の息子たちだが、母の知られざる秘密が明かされていく。リアルすぎる問題を観客に突きつけて、それに立ち向かい再生する家族の姿を「舟を編む」の石井裕也監督作が実話を元に描く。出演は原田美枝子、長塚京三、妻夫木聡、池松壮亮。
[動画]『ぼくたちの家族』予告編

『オー!ファーザー』
〈自分の存在薄っ!と感じてるお父さんに〉
全くタイプの違う超個性的な4人の父親を名乗る男たちと暮らす男子高校生が、次々と奇妙な事件に巻き込まれるサスペンスコメディ。原作は人気作家・伊坂幸太郎の同名小説で、お父さん役に佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳。主演・岡田将生、24歳の学ラン姿にも注目
[動画]『オー!ファーザー』予告編

『青天の霹靂』
〈お父さんとの会話が少ない人に〉
劇団ひとりが自身の書き下ろした同名小説を映画化した監督デビュー作。40年前の浅草にタイムスリップした売れないマジシャンが、生き別れた若き日の父と出会って、自身の出生の秘密と父の思いを知る。主演は大泉洋。40年前の母を柴崎コウ、父を劇団ひとりが演じる。
劇団ひとり監督が「劇団ひとりも素晴らしかった」と役者ひとりをベタ褒め

『鷲と鷹』
〈ローラースケートを買った!という黒歴史を持つ元光GENJIファンに〉
前妻・喜多嶋舞との実子騒動が未だ収束しない元光GENJIの大沢樹生が、同メンバーで不仲説が流れていた諸星和己を主演に作った初監督作。刑事(諸星)と極道(大沢)になった幼なじみで親友同士の、麻薬がらみの抗争をめぐる激突を描く。なんと2人のローラースケートシーンも登場!
[動画]『鷲と鷹』予告編

『マンデラ 自由への長い道』
〈壁にぶち当たって凹んでいるあなたに勇気を!〉
昨年逝去した元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ。アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動に身を投じ、27年の獄中生活を送った彼の波乱に満ちた不屈の人生を綴った自伝を、16年もの歳月をかけて映画化。U2が本作のために書き下ろした主題歌もグッとくる。
[動画]『マンデラ 自由への長い道』予告編

(文:丸山けいこ/映画ライター)

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