映画『ハリー・ポッター』シリーズの第1作劇場公開から20周年を記念した特別番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』が日本でも先週末より配信スタートした。

『ハリー・ポッター』シリーズの記念すべき第1作、『ハリー・ポッターと賢者の石』が世界中に魔法をかけてから20年。アニバーサリーイヤーとなった昨年2021年は、シリーズの再上映やコラボ商品の発売など日本でも熱い盛り上がりを見せた。

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そんな2021年の締め括りにファンをさらに喜ばせたのが、特別番組『リターン・トゥ・ホグワーツ』製作・配信決定のニュース。20周年にふさわしく、シリーズに出演した豪華キャストや監督らが再集結したとあって、日本よりひと足早く今月1日に配信が開始された全米やイギリスでは「新年1日目から涙がとまらない」と興奮のコメントがSNS上に相次いだ。

“ハリポタ同窓会”が撮影されたのは、シリーズの撮影にも使用されたロンドン郊外にあるワーナー・ブラザース・スタジオ。100分に及ぶ番組本編では、映画全8作の始まりから終わりまでを、監督とキャストのインタビューや対談、メイキング映像等で振り返っていく。主演のダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンの3人が、グリフィンドール寮の談話室で語り合う姿をもう一度見られるだけでも感動はひとしおだが、番組にはロビー・コルトレーン(ルビウス・ハグリッド役)、ゲイリー・オールドマン(シリウス・ブラック)、ジェイソン・アイザックス(ルシウス・マルフォイ)、レイフ・ファインズ(ヴォルデモート)らをはじめとするお馴染みのキャスト、そしてクリス・コロンバス(第1~2作)、アルフォンソ・キュアロン(第3作)、マイク・ニューウェル(第4作)、デヴィッド・イェーツ(第5~8作)ら歴代の監督が総出演している。

ダニエルとエマが10代の甘酸っぱい恋の思い出を告白! 今だからこそ明かされる秘話

最も印象的なのは、映画初出演時の子役の面影を残しながらも、すっかり美しい&カッコいい大人に成長した元ホグワーツ生たちの現在の姿。多感な10代の多くを撮影セットで過ごした彼らは、シリーズと共に成長したと言っても過言ではない。番組では20年経った今だからこそ話せる、彼らの甘酸っぱい恋の思い出も明かされている。

エマ・ワトソンは、マルフォイ役のトム・フェルトンへの恋心を告白。エマは毎日「コール・シート(進行予定表)を見て、トムの番号があるかを確認していた」と明かす。一方、3歳年上のトムはエマのことをかわいい妹のように思っていたのだとか。

意外な片思いが明らかになったのがダニエル・ラドクリフ。お相手はなんと、ベラトリックス・レストレンジ役のヘレナ・ボナム=カーター。ヘレナが今も大切に保管している、ダニエルが彼女に宛てて書いた手紙、そこに書かれていたのは……手紙の内容はぜひ本編でご確認を。ストーリー上では対立するキャラクター同士の意外な組み合わせだが、キャリアや世代を超えたキャスト同士の絆に、ファンはグッとくるにちがいない。

撮影時の裏話や驚きのエピソードが次々と飛び出すなか、ファンの心を特に捉えたのがルパートとエマの対談シーン。シリーズ第8作目の、ロンとハーマイオニーのキスシーンの撮影を笑いながら振り返ったかと思えば、ルパートが「毎日は会えなくても、僕らはずっと家族。これからもお互いの人生の一部だよ」と語りかけ、エマが涙する場面も。ダニエルを含めた3人の間にある厚い信頼感は、今も変わらずそこにあるのだと気付かせてくれる。

20年を経ても色褪せない『ハリー・ポッター』シリーズの魅力と、キャスト・スタッフら本シリーズに関わったすべての人の“ハリポタ愛”が詰まった、『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』はU-NEXTにて独占配信中。(Sara Suzuki/London)