スコセッシ初の3D映画がナショナル・ボード・オブ・レビュー賞作品&監督賞受賞

『ヒューゴの不思議な発明』
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12月に入り、いよいよアカデミー賞に向けての映画賞シーズンが到来。オスカーの行方を占う前哨戦の1つであるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が発表され、マーティン・スコセッシ監督の初の3D作『ヒューゴの不思議な発明』が作品賞および監督賞を受賞した。

[動画]『ヒューゴの不思議な発明』予告編
ロンドン映画祭最優秀賞はティルダ・スィントン主演の衝撃作『少年は残酷な弓を射る』!

主演男優賞は、『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督の『The Descendants(原題)』でジョージ・クルーニーが受賞。同作はシェイリーン・ウッドリーが助演女優賞、ペイン監督とナット・ファクソン、ジム・ラッシュが脚色賞にも輝いた。主演女優賞は『少年は残酷な弓を射る』のティルダ・スウィントン。助演男優賞は『人生はビギナーズ』のクリストファー・プラマー。

オリジナル脚本賞は、27歳でガンを宣告された実体験をもとに『50/50 フィフティ・フィフティ』(現在日本公開中)を執筆したウィル・ライザーに贈られた。アニメーション賞はゴア・ヴァービンスキーが監督、ジョニー・デップが主役の声と動きをつとめた『ランゴ』。新人賞は、『Like Crazy(原題)』のフェリシティ・ジョーンズと『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラの2人が受賞。

ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では毎年、作品トップ10(順不同)も発表しているが、今年は前出の『ヒューゴの不思議な発明』『The Descendants』のほかに、ニューヨーク批評家協会賞作品賞受賞のモノクロ作品『The Artist(原題)』、ライアン・ゴズリング主演の『ドライブ』、デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』、ジョージ・クルーニー監督作『The Ides of March(原題)』、『J・エドガー』、『ツリー・オブ・ライフ』、スピルバーグ監督最新作の『戦火の馬』が選出された。昨年選ばれた10本のうち、6本がその後のアカデミー賞候補作にも選ばれている。今年は果たしてどんな結果になるだろうか。

外国語映画賞はイランの『A Separation(英題)』。ちなみに外国語映画トップ5の1本に三池崇史監督の『十三人の刺客』が選ばれている。

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