徳光和夫、ドン引き超セクハラ発言で大炎上…日本社会にまだ漂う女性蔑視の風潮

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徳光和夫
女性蔑視の風潮はまだまだ残っている?
YouTubeチャンネル「水道橋博士の異常な対談 〜Dr.Strangetalk〜」より

タレントでアナウンサーの徳光和夫が、浅草キッド・水道橋博士のYouTubeチャンネル「水道橋博士の異常な対談 〜Dr.Strangetalk〜」にて10月30日に配信された動画内で、衰え知らずのお笑い芸人・明石家さんまを評して「AKBの1人や2人妊娠させられる」と発言した(該当箇所は現在削除済み)。この発言がネット上では大炎上し、同動画は高評価の3倍以上の低評価が集まっている。

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世界中からバッシング受けた森喜朗を超える女性蔑視発言

同発言に際して、驚くことは多数ある。徳光はかつて日本テレビのアナウンサーとして情報番組でも活躍した身だ。いわば言葉や情報を扱うプロだったのである。

今年2月には、森喜朗が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「(議会などに)女性を増やす場合は発言の時間もある程度は規制しておかないと、なかなか終わらないので困る」などと発言した。世界規模のスポーツイベントを取り仕切る会長の発言に、注目が集まらないわけがない。日本のみならず世界中からバッシングを食らい、東京五輪組織委員会・会長の座を退いた。8月には、河村たかし名古屋市長が東京五輪ソフトボールの日本代表・後藤希友選手の金メダルをかじる問題も起きたばかり。

徳光は、日本が男女平等を目指し、セクハラ言動が大々的に取り沙汰された後である今、それらを超える時代錯誤の女性蔑視発言を発したのである。

また、徳光は長年AKB48グループの選抜総選挙の総合司会を務めてきた立場だった。少しでも上の順位を目指してしのぎを削り、時には涙する彼女たちのドラマを間近で見守っていたのである。徳光に接してきた彼女たちは今、一体何を思うだろうか…?

年齢だけの問題ではない 日本社会にまだまだ漂う女性蔑視の風潮

タレントのフィフィは、徳光の発言についてツイッター上で「これは芸能界の売り方に悪い印象を付けてしまう発言でもある。てか、生放送じゃ無いのに、これは面白い発言だ!って流す感覚。誰も問題視しなかったことがヤバイんですよ」と猛批判している。

たしかに徳光は80歳で、現代の思想トレンドなどを敏感に察知・対応できないほど歳を重ねたのかもしれない。しかし、動画内では笑い声も聞こえる。そもそも徳光の発言をカット編集しないで、そのままネットに流したのである。

大所帯のテレビ局とは異なり、少数のスタッフの判断がそのまま実行されるYouTubeの弊害が出てしまったと言えばそれまでだが、今回の一件は日本社会、特にマスメディア関係者こそが意識をアップデートできていないことを露呈してしまった。

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