家具ブランドのマスターウォールが放つ、天然木のキッチン

いまやリビング、ダイニング、キッチンをひとつの空間としてトータルでコーディネートするのが常識となっている。そんなニーズに応えるべく、AKASE株式会社の自社ブランド マスターウォールは、ウォールナットを中心とした素材と匠の技を活かした収納をシステムキッチンにも拡張してきた。

今回紹介するのは、マスターウォールが新たにオープンしたショップ「Land of Masterwal横浜」に設置されているシステムキッチン「BARE(ベア)キッチン」だ。マスターウォールならではの木目の美しさが、天板のクォーツストーンとのコントラストで際立つ仕様となっている。

LDKで統一した収納空間を実現

今年、創業60年を迎えるAKASE株式会社のルーツは、婚礼ダンス。したがって収納作りは得意中の得意で、要望に叶うよう柔軟に対応できる。

システムキッチンの天板の高さは、高度成長期以来の規格で長らく80cmが一般的だったが、近年は身長の高い女性が増えたことや、男性も一緒にキッチンに立つなど、体格やライフスタイルの変化に応じて85cmや90cmといった選択肢を用意するメーカーも増えてきた。

「BAREキッチン」は、そのようなニーズに応えられるのはもちろん、オーダーキッチン。なので、基準となるモデルをベースに、そのイメージを保ったまま間取りに合ったシステムで組めるのが魅力だ。

また、コンロやシンクはもちろん、水栓、食洗機、コーヒーマシン、ワインセラーなど、オーナーが好きなブランドの周辺機器とも自由に組み合わせができる。

とくにメリットが大きいのは、ウオールキャビネットもキッチンと同じテイストで組めること。マスターウォールの上質な家具で、キッチンのみならず、ダイニングやリビングまで統一感を出せる。

“見えないところ”にも注目。贅沢な素材と匠の技

「そんなところにまでこだわってるの?」と驚かされるのが、引き出しの中身だ。

底板にまでウォールナットが使われている。また、無垢材は湿気で反りやすいため、引き出しの扉には「反り留め」が付いているあたりは実に憎い。また、ソフトクローズで音のストレスもない。

このようなことを可能にしたのは、マスターウォールが長年念願としてきた住宅事業への参入を果たしたことと無関係ではない。とくにリフォーム事業において、現場に合わせたキッチン作りが要求されてきたからだ。

マスターウォールのキッチンは、4店舗それぞれで異なる展示があり、先日オープンしたばかりの「JUGU(ジューグ)」の予約制モデルハウス「Solden(ソールデン)」にも、これとは趣の異なるブラックのキッチン「HARBER(ハーバー)キッチン」があるので、「Land of Masterwal横浜」の「BAREキッチン」と共に体験できるようにしたい。

キッチンを、趣味やライフスタイルに合わせて仕立てる。キッチンで料理する人をひとりにしない、そして、リビングダイニングで映画や音楽を楽しむ家族や仲間と、時間を共有する。気心知れた友だちを呼びたくなる「素敵な空間」としてキッチンを位置づけてみては?(取材・文:fy7d)

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