オン・ソンウ初主演! ピュアでほろ苦い青春を描いた秀作『十八の瞬間』

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『十八の瞬間』
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提供:ポニーキャニオン
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転校早々トラブルが続出するも優しい彼女が気になり始め……。

女手一つで育ててくれた母親と離れて生活する高校生のチェ・ジュヌ(オン・ソンウ)は、校内暴力の加害者と誤解され、強制的に転校させられる。転校先でも学校のリーダー的存在であるマ・フィヨン(シン・スンホ)に目を付けられ、彼が通う塾講師の高級腕時計泥棒に仕立てられてしまう。またしても転校を余儀なくされるという中、何度も優しい言葉をかけてくれるユン・スビン(キム・ヒャンギ)。それまで誰にも心を開かなかったジュヌだが、彼女の美しい心に揺れ始める。

30歳、でも中身は17歳のまま!? 13年越しの恋の行方に胸キュン!

ジュヌのピュアさに誰もが胸キュン!

英会話のフリートークでペアを組むことになったジュヌとスビン。これで話をする機会がグッと増え、メールをやり取りする過程で2人の距離が縮まっていくところは、なんとも微笑ましいシーンだ。

下校途中、大雨が降ってきた際に自転車を投げ捨ててスビンの頭の上に手をかざして傘を作るシーンでは、2人の恋心もマックスに! どこか喧嘩腰な会話の最中に「同情じゃなくて、あなたのことが好きなの!」というスビンの突然の告白に、ビックリして暴走した自転車ごと倒れてしまうジュヌがなんともかわいい。そんな少し鈍くさいピュアさを持つジュヌと、優しい心を持ったスビンの2人を見ているだけで、誰もが18歳だった頃のことを思い出すだろう。

成績優秀なうえに外見も中身も美しいスビン

クラス全員がジュヌを避ける中、何かと声をかける成績優秀な女子高生、スビン。ソウル大卒のエキセントリックな母親から常に大きなプレッシャーをかけられているにもかかわらず、いつも穏やかで思いやりに溢れているため、娘の方がグッと大人びて見えるほどだ。そんなスビンを授業の合間にじっと見つめるジュヌの心情も理解できてしまう。

『十八の瞬間』

初主演で2冠獲得の演技ドル、オン・ソンウ!

本作で「2019 KOREA DRAMA AWARDS」の男性新人賞と韓流スター賞の2冠を受賞したオン・ソンウは、1995年生まれのアイドルで俳優。2017年、オーディション番組「PRODUCE 101」から誕生したWanna Oneのメンバーとしてデビューした。アイドルとして活躍しながらも、同年にはウェブドラマ「ソンウはケンチャナ」で俳優デビュー。ダンス、歌もレベルが高いことで定評があるうえ、演技力抜群の演技ドルとしても期待大の俳優だ。

いつまでも見ていたい、かけがいのない青春の日々!

“濡れ衣”“親友の死”“成績改ざん”など、18歳の出来事とは思えないほどの事件が続出するも、オープニングや挿入曲の爽やかさにあいまって、さほど深刻にならずに見られてしまう本作。

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ジュヌに対し悪事を働くフィヨンも、優秀な兄と比較され、ソウル大に入ることしか許されないというストレスを抱えている。やり返すわけでもなく、ジッと耐えるジュヌの姿勢には頭が下がる思いだ。ジュヌの一番の理解者である担任をはじめ、スビン、隣の席の優しい男子生徒など、味方が少しずつ増えていくのも見ていて心地いい。フィヨンの仲間に対しても「人はいつだってやり直せる。まだ18歳だから」と勇気づける彼のセリフが心に残る青春ドラマだ。(文:渡邉啓子/ライター)

『十八の瞬間』
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