思いがけず届いた監督からのオファー「私を主役に物語を書いてくれるなんて」…『テーラー 人生の仕立て屋』メッセージ

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テーラー 人生の仕立て屋
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テーラー 人生の仕立て屋
テーラー 人生の仕立て屋

実は主人公を当て書きした物語だった!

テッサロニキ国際映画祭3冠を獲得し、世界中の映画祭で喝采を浴びた感動の映画『テーラー 人生の仕立て屋』が、9月3日に全国公開される。このたび主演・ニコスを務めるディミトリス・イメロスから日本のファンに向けたメッセージ動画が到着、あわせて本編映像も公開された。

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メッセージ動画に登場したディミトリスは、作中のニコスとはうって変わって、白髪に髭をたくわえた風貌で登場。「人生の再出発を描いた、希望に満ちた物語です。9月にぜひ劇場でご覧ください」と本作品をアピールした。

あわせて公開された本編映像では、アテネの街角でドレスや布をいっぱいに広げ、女性たちのウェディングドレスを仕立てるニコスの姿が。魔法にかかったように美しく変身していく女性たちがみるみる笑顔に包まれていく様子には、見ているこちらまで幸せな気持ちになること請け合いだ。

このメッセージ動画収録と同時に行われた日本オフィシャルインタビューで、ディミトリスは、ソニア・リザ・ケンターマン監督から主役のオファーを受けた時の経緯について語っている。

実はディミトリスはギリシャで舞台俳優として活動しており、舞台を鑑賞したソニア監督が、ディミトリスを当て書きしてこの物語を完成させたのだという。

「私を主役に物語を書いてくれるなんて信じられず、とても嬉しくてね。実際に脚本を読んだら、私の人生と重なって見えて、快諾しました」

また、ギリシャでの映画制作について聞かれると、「2年かけて2人で脚本を調整し、撮影に入りました。ただ、ギリシャで映画を撮影するというのは容易なことではないんです。小さな国ですし、予算もほとんどない。ひとまずできるところから始めようということで、私は約1年間、時間のあるときに実際に仕立て屋さんに行き、彼らの仕事内容を学びました」と、苦労の末生み出された思い出深い作品であることをにじませた。

“変わりたい”一心で、ウェディングドレス作りに取り組むスーツ職人

本作品は、寡黙なスーツ職人が、ウェディングドレス作りに人生を賭けるようになるヒューマンドラマ。

テーラー 人生の仕立て屋

ニコスはアテネで1961年の創業以来36年間、高級スーツの仕立て屋を父と共に営んできた。だが、ギリシャを不況が襲うと、店は銀行に差し押さえられ、ショックで父も倒れてしまう。崖っぷちに立たされたニコスは、手作り屋台で「移動式テーラー」を始めることに。しかし道端で高級スーツはまったく売れず途方に暮れていると、あるオファーが舞い込む。「ウェディングドレスは作れる?」──紳士服一筋だったニコスは、「変わりたい」との一心で、隣人の母子の助けも借りながら、世界にー着しかないオーダーメイドドレスを作り始めることに。青空の下、女性服の仕立てを学び、オーダーメイドのドレス作りを始めるが……。

『テーラー 人生の仕立て屋』は、9月3日に全国公開される。

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