山田孝之×仲里依紗らによる狂気のアンサンブルから目を離せない

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佐藤二朗が監督、海外映画祭でも高評価!

舞台やテレビドラマで主役から脇役まで幅広く活躍し存在感を発揮する俳優、佐藤二朗が原作、脚本、監督を手掛け自らも出演した映画『はるヲうるひと』。主演に山田孝之を迎え、共演に仲里依紗、坂井真紀をはじめとする豪華キャストが集結した本作から予告編映像が公開された。

佐藤二朗脚本・監督、山田孝之主演『はるヲうるひと』江陵国際映画祭・最優秀脚本賞!

本作は佐藤二朗が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年に初演、2014年に再演された舞台作を映画化したもの。約5年の年月を掛けて完成させ、2019年度第35回ワルシャワ映画祭の1-2コンペティション部門(長編監督2作目までの部門)に正式出品、2020年に開催された第2回江陵国際映画祭においては最優秀脚本賞を受賞した。

佐藤監督が「架空の島の売春宿で、生きる手触りが掴めず、死んだ様に生きる男女が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし」と説明する本作。山田孝之演じる主人公・得太とその妹役に仲里依紗、2人の腹違いの凶暴凶悪な兄を佐藤二郎。遊女役の坂井真紀らが脇を固める。

渾身の演技がフィルムに焼き付ける魂の記録

予告編に収められた、売春宿を暴力的に支配する兄(佐藤)にこびへつらいながらも妹(仲)を守り、寄り添う得太(山田)の姿や遊女たちとのやりとりは、切なくも壮絶。俳優陣の映画への狂気的な愛と献身がもたらす熱演が「映画を超えた魂の記録」に昇華させた本作から投げかけられる「人はなぜ笑うのか?」「笑え、殺したいほど憎くても。」というメッセージが痛いほど心に刺さる。

ダーク&ヘビーにメーターを振り切った佐藤二朗と日本映画界が誇る演技派俳優である山田孝之、屈指のカメレオン女優の仲里依紗らが奏でる超刺激的“狂演”の行方を 劇場でぜひ見届けたい。

『はるヲうるひと』は2021年6月4日全国公開。