彷徨う大人たちと子ども、家族ってどこまでが家族ですか?

家族の多様な絆を照射する、水橋研二、瀧内公美出演による映画『カゾクデッサン』。これから大人になる人と大人になりきれない人に贈るビタースイート・ストーリー。 主演は、映画『殺人鬼を飼う女』ほかTV、CM、声優(『秒速5センチメートル』)など幅広く活躍する実力派・水橋研二。その恋人役に『彼女の人生は間違いじゃない』『火口のふたり』など話題作への出演が続く瀧内公美。少年役には『ミスミソウ』ほか注目必至の新たな才能・大友一生。大西信満、中村映里子らが確かな演技で脇を固める。監督・脚本は初長編となる新鋭・今井文寛。日本映画の際立つ才能が交ざり合い、人生をさまよう全ての人に贈るビタースイート・ストーリーが描かれる。 元ヤクザの剛太。今は恋人のバーで働いている。そんなある日、剛太のところに元妻の息子、光貴が現れる。「母が交通事故にあって意識が戻らないんです。よかったら声をかけてみてもらえませんか」10数年ぶりの再会。剛太は声をかけてみるが意識は戻らない。剛太のことをこころよく思っていない光貴の父は、二度と会うなと息子に言い聞かせる。しかし光貴は剛太に魅力を感じ始めていた。 翌日、光貴と父は些細なことから親子ゲンカ、そのことが引き金となり光貴は自分の出生の秘密を知ってしまう。動揺する光貴はふとしたきっかけから友人を殴り、暴力の魅力に取り憑かれてしまう――。
今後、劇場にて全国順次公開