宮沢氷魚が鈴木亮平に振り向きざまのキス。与えることで満たされる愛は身勝手ですか?

#エゴイスト#宮沢氷魚#松永大司#鈴木亮平#高山真

(C)2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会

「僕は愛がなんなのかよくわからないです」と言った彼の真意とは?

高山真の自伝的小説を映画化した『エゴイスト』の特報映像では、主人公・浩輔と龍太の幸せな時間が映し出される。龍太が浩輔にキスをするシーンから始まり、浩輔がドライヤーで龍太の髪を乾かし、手にハンドクリームを塗ってやり、龍太のことを「なんかね。ピュア」と好意を寄せる。幸せそうな笑顔で手を振る2人。

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だが、映像は「僕は愛がなんなのかよくわからないです」という浩輔のセリフを残して終わる。いったい愛がわからないと伝えた理由はなんなのか? タイトルの「エゴイスト」という単語のように、浩輔の独りよがりの愛がゆえの一言なのか?

主人公の浩輔は14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。

そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への思いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。

主人公・浩輔役には、『孤狼の血 LEVEL2』(21年)の怪演で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ多くの賞を受賞し、今最も勢いに乗る俳優である鈴木亮平。龍太役には『騙し絵の牙』(21年)、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』など話題作への出演が続く宮沢氷魚。『トイレのピエタ』(15年)『ハナレイ・ベイ』(18年)などの松永大司が監督を務める。

『エゴイスト』は2023年2月に公開される。