1999年、ノストラダムスの大予言に振り回され、家出した姉妹は―!?

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(c)ルネシネマ

2004年上演の舞台を現在のコロナ禍設定にリメイク!

人類の滅亡を前にゆっくりと家族になっていく姉2人と腹違いの妹を描く映画『とおいらいめい』が、7月に開幕するSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国際長編部門に、日本映画では唯一正式出品されることが決まった。この度、特報第2弾と、キャスト、原作・監督のコメント内容が解禁になった。

・舞台「鬼滅の刃」禰豆子役の高石あかり主演、世界の終わりが迫る/映画『とおいらいめい』特報

世紀末(1999年)と彗星の衝突により人類の滅亡が数ヶ月後に迫った現在(2020年)の2つの「世界の終わり」を舞台に、ばらばらだった3姉妹がゆっくりと家族になっていく姿を描く本作は、日本はコロナ禍で、ウクライナはロシア軍の侵攻でシェルター等で過ごすという、絶望感すら感じる22年の今に奇しくもぴったりの題材だが、原作は、04年上演の舞台。

当時主演して、『カメラを止めるな!』の主人公の妻役で大ブレイクしたしゅはまはるみと、舞台版の作・演出を担当し、本作の撮影監督を務めた長谷川朋史及び、映画『イソップの思うツボ』などに出演の藤田健彦が結成した自主映画制作ユニット「ルネシネマ」が、映画化を企画。しゅはまは長女・絢音と次女・花音の母役で、藤田は三女・音が唯一本音を話せる八百屋の店主・耕三役で出演している。

解禁された映像は、3姉妹のうち、新しい母親を迎えることになった当時小学生の長女・絢音(森徠夢)と次女・花音(武井美優)がノストラダムスの大予言に振り回され、家出した99年にフィーチャーしたものとなっている。

母役のしゅはまはるみは、「『事情のある3姉妹』というのが見る前から萌えポイントですよね。さすが大橋監督の脚色です。さらに全編かけてアチコチをサワサワとくすぐってきます。それでいて『もしやドSなんじゃないか?』と思わせるラストシーン。でもこれ、大きな画面で見るとじんわりと伝わってくるんです」とコメント。

耕三役の藤田健彦は、「これ程までに落ち着きと力強さのある画を撮れる撮影監督がいる事は、手前味噌ながらチームの誇りです! 大橋監督の世界観、キャストの素晴らしい演技、全てのスタッフの想い、是非スクリーンで受け止めて頂きたい作品です!!」と意欲的に語った。

原作・本作撮影監督の長谷川朋史は、「原作では双子の姉妹の話でしたが、監督の提案で映画では3姉妹の話へと設定が変わりました。新たに誕生した3つの音色の優しい物語は、難解と評された原作舞台からがらりと変わって、間違いなくこの映画の最大の魅力となっています。また、撮影監督として、念願であった故郷の風景を映画に収めることができたのは大きな喜びです」と喜びの言葉で締めくくった。

映画『とおいらいめい』は、8月27日〜9月23日にレイトショー公開。