メキシコ国境近くで息子を乗せたバスが行方不明に…“悪魔が潜む”場所で、子を探す母が見た真相とは

#サンダンス国際映画祭#メキシコ#息子の面影#フェルナンダ・バラデス

サンダンス国際映画祭観客賞&審査員特別賞W受賞の話題作『息子の面影』が527日より全国公開される。今回、予告編が公開された。

・アメリカの不条理や矛盾を冷徹に描く3部作の大トリとなる問題作

2020年に世界中の映画祭で絶賛された話題作、ついに日本で全国公開

メキシコの貧しい村に暮らすマグダレーナ。貧困から抜け出すため仕事と夢を求めた息子は、友人とアメリカへ向けて旅立ち、そのまま消息を絶つ。多くの若者が国境を越えようとして命を失うことが多い中、マグダレーナは、息子を探す為に1人、村を出発する。やっとの思いで得た情報を頼りに、ある村へと向かうマグダレーナは、道中で息子と同じような年齢の⻘年ミゲルに出会い、彼が母親を探していることを知る。息子と母、それぞれが大切な存在を探している2人は共に旅を始める。

2020年、ある1本の映画が世界を席巻した。メキシコ人監督が無名のキャストを起用して撮影したその作品が世界の目に触れると、20年サンダンス国際映画祭で観客賞と審査員特別賞、さらにゴッサム・インディペンデント映画祭外国語映画賞、ロカルノ国際映画祭観客賞、サン・セバスチャン国際映画祭ホリゾンテス・ラティーノ部門最優秀作品など世界中の映画祭で人々を魅了し話題に。

メキシコ国境近くを舞台に、行方不明の息子を探すため旅立った母・マグダレーナの旅路を描いた本作品は、荒涼としたメキシコの大地を美しく切り取りつつ、今なおメキシコに残る貧困問題をはじめとした問題を鋭く描き出した作品だ。

メガホンを取ったフェルナンダ・バラデス監督をはじめ、ほぼ無名のキャストで作られたが、大手レビューサイトのロッテントマトでは99%フレッシュを記録、アメリカの大手映画メディアのスクリーンデイリーから”あらゆるレベルにおいて感動的に完成された映画”と評されるなど、世界中の映画ファンから支持を集めている。

今回公開された予告編では、失踪した息子を探すマグダレーナの「息子たちは1週間前に出発した。そして2ヵ月後……国境で何かが起きて、バスが行方不明に」という語りから始まる。

途方に暮れ、うずくまる母の背中。それでも「私が見つけ出す」と決意し、歩き出すマグダレーナの姿が映し出される。荷物だけ残し、失踪したバスの乗客たち……一体、メキシコ国境で何があったのか? 真相が気になる予告編になっている。

世界中の映画祭で絶賛され、注目を集めた本作品。息子を探す母が何を見つけ出すのか、その答えは劇場で確かめよう。

『息子の面影』は527日より全国公開。

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