二階堂ふみ、生理を語る「本人の努力だけではどうしようもない部分ある」

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3月8日の国際女性デーに合わせて、女優の二階堂ふみが出演する生理用品ブランド「ロリエ」の新CM「はじまり篇」が公開された。映像内で二階堂は「本人の努力だけではどうしようもない部分ある」と女性の生理にまつわる悩みや課題について語っている。

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二階堂ふみ「生理はまだ話しにくいムードある」社会全体での理解求める

今回の「はじまり篇」は、国際女性デーのみの限定CM。二階堂は「何から話そうかな・・・」と言って一瞬目を伏せ、考え込んでから息を吸う。顔を上げて「生理って、まだまだ話しにくいムードがあって、無理してる人も多いんじゃないかなと思うんです」と話し始め、次いで「いつも通りじゃいられない、頑張りたくても頑張れないとか、その負担も人それぞれ。本人の努力だけではどうしようもない部分もある。そういう本当のこと、生理のことを社会全体で知っていくってすごく大事。(生理への)理解が深まることで、変わることもあると思うから」と視聴者にメッセージを送る。

出演を決めた経緯について、二階堂は撮影時のインタビューで「生理についての問題や、取り巻く環境について、たくさんの方が発信するようになって、私自身も自分の体と向き合うタイミングがこの数年の中で何度かあったりして・・・。自分が生理を持つ、身体的な女性として生まれてきて、自分にできることって何だろう、生理を経験している人たちと一緒に何か共有できることがあればなと思っていました。今回企画を拝見した時に自分の気持ちと一致するものがあったので、ぜひご一緒させていただけたらなと思いました」とコメントした。

CM出演のみならず、ロリエのブランドアンバサダーにも就任した二階堂。ロリエでの活動を通じて「ジェンダーギャップをなくしていこうとSDGsの目標にもあるように、学校教育や社会全体が、生理を持つ体の方々と一緒に社会をつくっていくという時に、どんどん知っていってほしいし、ポジティブに広げていくような活動がご一緒できればなと思っています。あらためて今回CM出演に当たって、ロリエの歴史や、元々生理用品がどのようなパブリックイメージだったのか、社会の歩みと一緒にどのように広報も変わってきたのかということや、ブランドの理念を開発されている方々からお聞きして、私もまだまだ知らないことがたくさんあるなと思いました。自分の体で起こっていることと、隣にいる誰かの体の中で起こっていることが全然違ったりするので、そこに対する理解もこういう活動を通して一緒に学んでいけたらなと思っています」と語った。

ロリエは、女性の心とからだに寄り添い続けるためにコミュニケーションを刷新し、俳優として活躍するのみならず、様々な社会課題について自身の言葉で発信する二階堂を新しいブランドアンバサダーに起用。「はじまり篇」の他、瞬間吸収の「スリムガード(医薬部外品)」に関する新CM「ムリしない篇」が3月18日より放送される。

二階堂は1994年9月21日生まれ。沖縄県出身。2009年、映画『ガマの油』(08年)でスクリーンデビュー。以降は『ヒミズ』(11年)や『翔んで埼玉』(19年)、NHKの大河ドラマ『西郷どん』、TBSのドラマ『プロミス・シンデレラ』など数々の映画、ドラマに出演。2020年には、NHK朝の連続テレビ小説『エール』でヒロイン・関内音役を演じ、歌唱力の高さが話題に。その年の『第71回NHK紅白歌合戦』で紅組司会を担当した。

二階堂が出演する新テレビCM「はじまり篇」は3月8日限定、「ムリしない篇」は同月18日より展開。

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