世界的アーテイストのスパークス愛が炸裂! エドガー・ライトが心酔する音楽界の異端児

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ベック「大勢のミュージシャンとの会話は結局スパークスの話になる」

エドガー・ライト監督による初の音楽ドキュメンタリー映画『スパークス・ブラザーズ』が4月8日より全国公開される。これに先がけて本作の日本版予告編が解禁された。

・半世紀にわたり“異端児”として君臨! 知られざる「スパークス」のドキュメンタリー

『ラストナイト・イン・ソーホー』(21年)や『ベイビー・ドライバー』(21年)などの卓越した映像・選曲で知られるライト監督が初めて手がけた音楽ドキュメンタリー『スパークス・ブラザーズ』。兄弟バンド・スパークスの音楽的ルーツまで遡り、謎に包まれたスパークスの50年に及ぶ歴史を紐解いていく。

これまでにアルバムを25枚リリース、発表楽曲数は345にのぼり、最近ではレオス・カラックス監督作『アネット』の原案・音楽を手がけたことでも話題のスパークス。しかし、自分たちの独特な音楽スタイルを貫き続けることで、世間に受け入れられない時期も長くあった。そんな音楽界の異端児の過去・現在・未来が、メンバーのロン・メイル(兄)&ラッセル・メイル(弟)や世界的アーティストたちへのインタビュー、さらに貴重なアーカイブ映像などで明らかになる。

グラミー賞アーティストのベックは「大勢のミュージシャンとの会話は結局スパークスの話になる」と語る。その言葉を裏付けるように豪華アーティストたちがコメントを寄せる。「“こいつら誰だ?”と思っていた」(フリー/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、「他のバンドと違う」(トッド・ラングレン)、「異常だが、すばらしい」(ニック・ローズ&ジョン・テイラー/デュラン・デュラン)など感嘆の声が続出。

さらにスパークスと2015年にコラボしたバンド、フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノス、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00年)で主演を務めた歌姫ビョーク、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ、ニュー・オーダーのスティーヴン・モリス&ジリアン・ギルバートなどがそれぞれの「スパークス愛」を嬉々として語りまくる。

また、劇中の一部のアニメパートではライト監督の盟友であり、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04年)『ホット・ファズ ー俺たちスーパーポリスメン!ー』(07年)に出演したサイモン・ペッグ&ニック・フロストが声をあてており、ライト監督ファンへのサプライズも隠されている。

当のロン(兄)が「まるで僕らの伝記映画だ」とコメントするほど内容の濃い本作。クレイジーな天才兄弟の音楽の冒険の始まりに胸高ぶる予告編となっている。

『スパークス・ブラザーズ』は4月8日より全国公開される。