戦後欧州最悪の悲劇“スレブレニツァの虐殺”! 家族を守ろうとする女性の運命を描いた衝撃作

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世界18の映画祭にて賞賛! ボスニア映画としては19年ぶりにアカデミー賞ノミネート

“スレブレニツァの虐殺”の真実に迫る衝撃作『アイダよ、何処へ?』が、3月2日にDVDリリースされる。今回、本作の予告篇が解禁された。
1992年、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争が泥沼化するなか、東部ボスニアの町スレブレニツァは、国連によって攻撃してはならない町に指定されていた。だが、セルビア人勢力のスルプスカ共和国軍が、国連の警告を無視し侵攻を開始。95年7月11日、セルビア人勢力の侵攻によって陥落したスレブレニツァの2万人以上にもおよぶ市民が、町の外れにあるポトチャリの国連施設に押し寄せた。
女性、子供、高齢者、負傷者で密な状態となる中、国連の通訳として働いているアイダは、夫と2人の息子を探していた。そんな中、国連保護軍のフランケン少佐の通訳となったアイダは、ホール内の市民にスルプスカ軍の司令官との交渉役を募る呼びかけを行う。そしてアイダ含む国連と民間の代表陣で、敵軍への交渉へと挑むことになるのだが…。
綿密なリサーチに基づき「ジェノサイド=集団虐殺」というセンシティブなテーマに取り組んだのは、多感な10代の時にこの惨たらしい紛争を経験したヤスミラ・ジュバニッチ監督。ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したデビュー作『サラエボの花』(06年)以降、一貫してボスニア紛争の傷跡を描き続けてきた。
重い事実を今に伝える本作は、ヴェネチア国際映画祭で大反響を呼び、世界18の映画祭にて賞賛を浴びた。また、ボスニア映画としては『ノー・マンズ・ランド』(01年)以来、19年ぶりに米アカデミー賞国際長編映画賞へのノミネートを達成した。
『アイダよ、何処へ?』は3月2日にDVDリリースされる。

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