60歳のタクシー運転手がゴヤの名画を盗難…その理由は“老人たちの受信料”のため!? イギリス中を感動の渦に巻き込んだ事件とは
#キングスマン:ファースト・エージェント#ゴヤの名画と優しい泥棒#ノッティングヒルの恋人#マシュー・グード#ロジャー・ミッシェル#ウェリントン公爵#ロンドン・ナショナル・ギャラリー#実話
『ノッティングヒルの恋人』(99年)のロジャー・ミッシェル監督長編遺作で、名優ジム・ブロードベント×ヘレン・ミレン共演の映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』が、2月25日より全国公開される。今回、ジェレミー・ハッチソン役を熱演したマシュー・グードのインタビュー映像が公開された。
・9月に逝去した『ノッティングヒルの恋人』ロジャー・ミッシェル監督の遺作は、笑いと涙あふれる実話ベースの優しい物語
1961年にロンドン・ナショナル・ギャラリーで起きた絵画盗難事件を映画化
実際に起きた絵画盗難事件の知られざる真相を描いた本作品。舞台となるロンドン・ナショナル・ギャラリーは、世界中から年間600万人以上が来訪・2300点以上の貴重なコレクションを揃える美術館だ。1961年、そんな“世界屈指の美の殿堂”から、ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。
この前代未聞の大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもう一つの隠された真相が……。当時、イギリス中の人々を感動の渦に巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは──!?
『キングスマン:ファースト・エージェント』で注目! マシュー・グードのインタビュー公開
今回公開されたのは、本作品に出演するマシューのインタビュー映像。『キングスマン:ファースト・エージェント』(21年)の副官モートン役で記憶に新しいマシューだが、これまで『マッチポイント』(05年)、『ウォッチメン』『シングルマン』(共に09年)、など数々の話題作に出演。英国紳士らしい端正な顔立ちと洗練された佇まいで存在感を放ち、見る者を釘付けにしてきた俳優だ。
マシューが演じるのは、前代未聞の大事件の犯人として捕らえられた主人公ケンプトン・バントンを弁護する敏腕弁護士ジェレミー・ハッチソン。本映像では、自身の役どころについて「当時売れっ子の法廷弁護人として非常に有名な人物」「この裁判で彼がケンプトンを無罪にしたため法律を変えざるを得なくなった」と説明している。
主役を務めたジム・ブロードベントについて聞かれると、「彼が誰にでも愛される理由は、単に才能があるというだけじゃなくて、彼の演技にはムダなところがない。すごくピュアでとても繊細なんだ。余分なところがない。だからお手本なんだ」と絶賛。「誰にも優しくてすごく面白い人だ。無口に思える時もあるけど、笑い声を上げてくれたらそれだけで嬉しくなる」とジムの人柄の良さを称えた。
最後には「作品も脚本も出演者もすばらしい。楽しんでもらえるよ。僕らも笑ったからね」と太鼓判を押したマシュー。インタビューでは、昨年9月に惜しくも逝去したロジャー・ミッシェル監督についてや、映画の中でも重要な法廷シーンについても言及しているので、本作品が気になる方はぜひチェックしておこう。
『ゴヤの名画と優しい泥棒』は、2月25日より全国公開される。
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