北原里英、中国語経験ゼロから猛特訓で挑んだロケ「中国語でのセリフは本当に難しかった」

#ルアン・レイイン#中国#北原里英#安魂#唐大道

(C)2021「安魂」製作委員会

日中国交正常化50周年記念、日中合作映画『安魂』が115日より公開される。今回、日本人唯一のキャストである北原里英のメイキングと撮影現場でのインタビューを収録したメイキング映像が公開された。 

『安魂』北原里英インタビュー 海外経験と結婚が変えたもの

クランクインの約1月前から中国語の個人レッスンを受け猛特訓! 

社会的名誉も地位も手に入れた著名な作家の唐大道。彼は自ら選んだ道こそが最も正しい道だと信じて疑わない独善的な人間であった。それは、愛する息子・英健に対しても同じで、息子の幸せの為だと恋人の張爽が農村出身という理由だけで別れさせた。しかし、その絶対的な信念は、英健が29歳の若さでこの世を去ったとき崩れた。「父さんが好きなのは、自分の心の中の僕なんだ」という言葉を遺した英健。息子はどんな生き方を望んでいたのか……。

まだ近くにいるはずだと様々な本を読みあさり息子の魂を探した。そんな中、英健と瓜二つの劉力宏と出逢い、息子の姿を重ね度々彼のもとを訪れる大道。妻の瑞英は大道を制止するが、彼と会うことを止めることはできなかった。しかし、息子にもう一度会いたいと願う強い気持ちはひとつの奇跡を起こすことに。

今回、北原は日本人留学生の役として全編中国語でのセリフにチャレンジ。クランクインの約1ヵ月前から、中国語の個人レッスンを受け自ら猛特訓し、約2週間の中国ロケに挑んだ。

公開されたインタビューの中で、「実際、中国語でのセリフは本当に難しかった」と語る北原。「テンションもすごく難しくて、意気込みすぎると『力入りすぎだよ』と注意されたり苦労したが、とにかく毎日刺激的でいい経験になった」と話してくれた。

共演者のルアン・レイインについて、「一番一緒にいることが多かったが、すごく優しくてとても綺麗で明るくて、本当に大好きになりました」と北原は話す。「中国語の発音や、感情がわからないときには丁寧に教えてくれて、ルアンのおかげで今回の撮影を乗り越えることができたと思います」と北原。メイキング映像には、撮影の合間にルアンから発音を教えてもらう様子も収められている。

さらに、メイキング映像にはクランクアップの場面も。花束を貰い、うれしそうな北原とルアン、そして現場のアットホームな雰囲気も伝わってくる。何より、北原の頑張りが伝わってくるメイキング映像とインタビューを、ぜひ本作を見る前にチェックしてほしい。

『安魂』は、115日から岩波ホールにて2週間特別先行上映ほか全国順次ロードショーされる。