トニー賞受賞俳優、現代社会を語る「人々は孤独を感じ、自分の殻に閉じこもっている」

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第71回トニー賞6部門(主演男優賞、作品賞、脚本賞、楽曲賞、助演女優賞、編曲賞)、第60回グラミー賞(最優秀ミュージカルアルバム賞)、第45回エミー賞(デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞)を受賞した映画『ディア・エヴァン・ハンセン』のキャストコメント映像が解禁された。

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メインキャスト陣が現代社会の孤独語る

本作は、ブロードウェイ・ミュージカル「Dear Evan Hansen」(原題)を実写映画化。エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日、自分宛てに書いた“DearEvanHansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、図らずも同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶ったことを知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、手紙を見つけ息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は人々の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がり、彼の人生は大きく動き出す…、というストーリーが展開される。

主人公のエヴァン・ハンセンを演じるのはミュージカル版でも主役を務め、トニー賞主演男優賞を最年少で獲得したベン・プラット。さらに、エヴァンが想いを寄せるコナーの妹、ゾーイ・マーフィー役をケイトリン・デヴァーが、エヴァンを支え、励ますシングルマザーのハイディ・ハンセン役をジュリアン・ムーア、コナーとゾーイの母親シンシア・マーフィー役をエイミー・アダムスが演じ、豪華俳優陣が脇を固める。監督は『ワンダー君は太陽』(17年)や『ウォールフラワー』(12年)のスティーヴン・チョボスキー。製作には『ラ・ラ・ランド』(16年)、『グレイテスト・ショーマン』(17年)のスタッフ陣が集結。第34回東京国際映画祭のクロージング作品として上映も決定しており、国内外を問わず期待と注目を集めている。

今回解禁されたのは、グラミー賞を獲得したミュージカルアルバムの中の名曲「ユー・ウィル・ビー・ファウンド」がメインとなった特別映像。映像では、コロナ禍を経て生まれた作品のメッセージついてキャストが語っている。

主演のベンは「今は未曽有の時代だと思う。人々は孤独を感じ、自分の殻に閉じこもっている」と話す。彼が演じる主人公エヴァンは、日常に不安や孤独感を抱える高校生だ。

エヴァンの母親を演じるジュリアンは「人がどれだけ依存し合い、触れ合いを求めているかコロナ禍が気づかせてくれた」と明かし、ベンの同級生を演じるニックも「誰もが孤独感を抱えているからこそ、“ユー・ウィル・ビー・ファウンド”がこんなにも心に響くんだ」と語る。楽曲には“どんなに孤独だと感じても、決して独りじゃない”というメッセージが込められており、劇中ではエヴァンと人々がつながっていく印象的なシーンだ。彼らが演じる本作の内容にも期待が高まる。

『ディア・エヴァン・ハンセン』は11月26日より全国公開。

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