知られざるデヴィット・ボウイの物語…影響を与えた兄と音楽の存在とは

#スターダスト#デヴィッド・ボウイ#ジョニー・フリン#映画

デヴィッドがアーティストになり、「デヴィッド・ボウイ」になるまで

音楽史にその名を刻む偉大なアイコン「デヴィッド・ボウイ」の若き日の姿と“ジギー・スターダスト”誕生を描いた映画『スターダスト』が、108日より全国公開中。この度、本編映像が公開された。

・『戦メリ』で陸軍少佐演じたデヴィッド・ボウイが生み出した別人格“ジギー・スターダスト”に迫る映画『スターダスト』

本作は、のちにデヴィッド・ボウイの最も有名な別人格“ジギー・スターダスト”を生み出すきっかけとなった瞬間の舞台裏、キャリアのターニングポイント、それに関わった人たち、そして彼の内面と心の葛藤、時代の最先端を見つめる彼の変化を描いた作品だ。

本作の監督・脚本のガブリエル・レンジは、「1人の人間が何故アーティストになるのかを映画で描きたかった。何がその人間にアートを作らせるのか……知らない彼を描きたかった。アーティストとしての彼を作り上げた心の旅を……」とコメントしている。

デヴィッドがアーティストになり、そして「デヴィッド・ボウイ」になるまでを描くのに、彼のターニングポイントとも呼べる音楽たちは欠かせない存在だ。

今回公開されたのは、デヴィッドが兄テリーと2人のお気に入りの曲「ホワット・カインド・フール・アム・アイ」を声高らかに歌うシーンの本編映像。この曲は、14歳のデヴィッドが見て感激したミュージカルの主演を務めた、俳優兼歌手のアンソニー・ニューリーの作品だ。デヴィットに大きな影響を与えた音楽の1つであることは間違いない。

名盤「ジギー・スターダスト」誕生の裏に精神病患う兄の存在

もうひとつ、デヴィットの人生に大きな影響を与えたものがある。本編映像にも登場している兄テリーの存在だ。

1971年に24歳のデヴィッドは、イギリスからアメリカへ渡り、マーキュリー・レコードのパブリシスト、ロン・オバーマンと共に初の全米プロモーションツアーに挑む。しかし、その旅で自分が世間に全く知られていないことを知る。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、アンディ・ウォーホルなど、アメリカでの出会いは彼を刺激したが、中でもデヴィッドが後に自身の別人格である「スターダスト」を生み出すきっかけとなったのが、デヴィットに音楽を教えた兄の存在なのである。

デヴィッドがアメリカに渡った後、兄が精神疾患になり、父により兄は精神病院に入れられてしまう。兄の病気はデヴィッドを悩ませる一方、自分自身を見つめ直すきっかけとなり、「ジギー・スターダスト」のアルバムを生み出すことにも繋がっていった。

デヴィッドに多大なる影響を与えた兄テリーの存在や、選曲にも注目して本作を楽しみたい。

『スターダスト』は、108日より全国で公開中。