R-15作品で、エロスの女王・杉本彩がケダモノに!

『Blood ブラッド』初日舞台挨拶にて。左から下山天監督、要潤、杉本彩、津田寛治、山口小夜
『Blood ブラッド』初日舞台挨拶にて。左から下山天監督、要潤、杉本彩、津田寛治、山口小夜

男女の愛と欲望を描いた、R-15のエロティック・ホラー『Blood ブラッド』が4月29日に公開初日を迎え、主演の杉本彩と、その相手役を体当たりで演じた要潤、津田寛治、聾唖の少女を演じた山口小夜、下山天監督が、東京・銀座の映画館で舞台挨拶を行った。

現代に生きながらえる妖艶なヴァンパイアを演じた杉本。アクションシーンに加え、激しいベッドシーンも見どころのひとつだが、「今回は吸血鬼役で、人間の外見をした“ケダモノ”の役。中途半端な人間になりたくなかったので、気持ちがいいくらい“獣(ケダモノ)”になれました! “ケダモノ”に変わる瞬間の描写は最高です」と出来映えに満足した様子。キャスティングにはいつも注文をつけるそうだが、「今回は要さんも津田さんも素晴らしいイイ男。イケメン2人をベッドでも支配するという光景は、非常に嬉しかったです。また、監督の抜群のアクションセンスで、エロスにアクションが加わり、スタイリッシュなラブシーンにも大満足です」と語った。

杉本に咬まれ、いたぶられた要は、「相手役に選んでいただいて光栄です。彩さんとのからみは快感で、貴重な体験でした(笑)」とコメント。3日半も費やしたアクションシーンはかなりハードで、津田と一緒に半泣きになりながら撮影していたという。「いろんな意味で(笑)大人になりました」と話していた。

一方、津田は、「チャンバラとワイヤーアクションは初体験でした。要さんと30手の長回しをするシーンでは、最後のOKが出た瞬間、熱い握手を交わして大感激しました」と感慨深げ。編集段階でぶつ切りにされてしまいガッカリしたそうだが、スピード感ある仕上がりに満足していると語った。

そんな津田に大変な目に遭わされてしまったのが山口。「アクションは初体験だったのですが、とてもハードで大変でした。練習の時に津田さんの殺陣がガツンと当たってしまって、大丈夫ですって言ったんですけど、鼻血が出ちゃったんです。でも、負けるものかと思って頑張って、納得のいくものになりました」

“エロス”は初めての体験という下山監督は、エロスの女王・杉本からいろいろとアイデアをもらったという。「『主人公の美夜子は獣(けもの)よね!』っとおっしゃった彩さんの発言に、男目線でぶつかりたいと思い頑張りました」。エロスでは杉本が上ながら、得意のアクションでは負けないようにしようと思ったそうだが、「負け続けでした」と苦笑していた。

ケダモノと化した杉本のパーフェクトな裸体がまぶしい『Blood ブラッド』。杉本は、「エロスあり、ラブあり、アクションありのいろんな要素が詰め込まれた作品です。永遠の愛・命・美しさを持つことが本当に幸せなのかを問いかけています。自分の人生と重ね合わせて、ぜひご覧ください!」とアピールしていた。

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