前編/岩田剛典、綾瀬はるか、玉木宏が激突! 打倒『ズートピア』なるか!?

#週末シネマリサーチ

『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
(C)2016「植物図鑑」製作委員会
『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
(C)2016「植物図鑑」製作委員会

【週末シネマリサーチ】前編
〜意外なところにヒットの秘密が!〜

週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?

◆先週は1、2位が見事的中!
今週は岩田剛典『植物図鑑』が上位予想

5月28日-29日のランキングは、公開6週目を迎えた『ズートピア』(ディズニー)が、週末土日動員32万4000人を集客しV4を達成。累計動員で400万人、興収53億円を突破した。当欄2位予想の『オオカミ少女と黒王子』(ワーナー)は全国285スクリーンで公開され、初週土日動員19万2500人の2位。同一配給の少女コミック原作『ヒロイン失格』との初週動員の比較で85.9%という数字だった。3位予想の『スノーホワイト/氷の王国』も予想通り3位。しかし10〜15万人と予想していた初週土日動員は、8万8000人という結果。前作の初週土日動員が23万4000人だったことを考えると、やや厳しいスタートとなった。9位予想の『エンド・オブ・キングダム』(ショウゲート)は11位、10位予想の『ヒメアノ〜ル』(日活)は12位という結果だった。

今週は、全米で驚異的な動員数を記録した『デッドプール』(20世紀フォックス)や王者東宝が送り出す『高台家の人々』、「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(松竹)などがスタンバイ。果たして『ズートピア』のV5を阻止する作品は出るのか!?
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)

[今週の上位ランキング予想]
◎[2位予想]『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(松竹)
〇[3位予想]『デッドプール』(20世紀フォックス)
▲[4位予想]『高台家の人々』(東宝)
△[9位予想]『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』(東映)
*『団地』(キノフィルムズ)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)

◎【2位予想】『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
人気作家・有川浩の恋愛小説を「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典と朝ドラヒロイン・高畑充希で映画化。不動産会社に勤めるOLが、ある日、自宅マンションの前で行き倒れになっていた青年から「僕を拾ってくれませんか」と言われたことから始まる不可思議な恋模様を描く。

数々の作品が実写映画化されている有川浩。恋愛映画では全国190スクリーンで公開された『レインツリーの国』(ショウゲート)が、初週土日動員9万1000人で1位を獲得。その他、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15年/東宝)が全国323スクリーンで公開され、初週土日動員24万6000人、『県庁おもてなし課』(13年/東宝)が全国293スクリーンで初週土日動員9万8000人という数字がある。

本作主演の岩田が所属している「三代目J Soul Brothers」のメンバーは非常に高い集客力を誇る。岩田自身も出演している5月7日に公開された『ROAD TO HiGH&LOW』(松竹)は全国142スクリーンながら初週土日動員9万2000人を記録。さらに同メンバーの登坂広臣が初出演を果たした映画『ホットロード』(松竹)も初週土日動員28万4000人を集める大ヒットとなった。公開数は300館を超えており、20万人前後の大きなスタートも十分期待できそうな潜在能力はある。(後編「お下品ヒーローと綾瀬はるかの妄想女子…」へ続く…)

【関連記事】
【週末シネマリサーチ】後編/岩田剛典、綾瀬はるか、玉木宏が激突! 打倒『ズートピア』なるか!?
『ズートピア』が興収50億円、動員400万人を突破の大ヒット!
5月も東宝の戦略勝ち『ロクヨン』と『せか猫』で10代から50代までをわしづかみ
岩田剛典、お姫様抱っこを一生分くらいした
【週末シネマ】“希望”を背負った男の再生の物語。静かに問題を提起する構成も秀逸な『サウスポー』