小さな家具屋の店主が、あの世界最大の家具販売店・創業者を誘拐!?

『ハロルドが笑う その日まで』
(C) 2014 MER FILM AS All rights reserved
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ノルウェーのとある街で小さな家具屋を営むハロルドが、隣に世界最大の家具販売店イケアができたことから人生が一変。店は閉店に追い込まれ、最愛の妻も失い、自暴自棄になってしまった彼が、イケア創業者・イングヴァル・カンプラードの誘拐を企てるという仰天の物語が、この『ハロルドが笑う その日まで』だ。

[動画]映画『ハロルドが笑う その日まで』予告編

本作は“北欧家具”を生涯の生業としながらも、すべてを失った男と、すべてを手に入れようとする時代の寵児。まったく異なる人生をたどってきた2人の出会いが、“幸せ”の化学反応を引き起こす様子を描いたハートウォーミングドラマ。そんな本作には実は、随所に北欧ネタが散りばめられている。

エンジンがかからないサーブ、スウェーデンと言えばミートボールなどは序の口。本編の中にハロルドとカンプラードが凍った湖に落ちる笑えるシーンがあるが、実際北欧では凍った湖や海の上を好んで散歩する人が多く、春先などは人が湖に落ちるニュースが報じられることも度々あるそうだ。

また、カンプラードはスウェーデン人、ハロルドはノルウェー人だが、実はこの2国は民族ルーツが同じで言語も似ており、そのまま会話しても意思疎通ができる。とはいえ、それぞれ愛国心も強く、互いに(特にノルウェー人はスウェーデン人に対して)強いライバル意識を持っているのもまた事実。

映画は、それぞれの哲学は正反対でも、自分の仕事に誇りを持って生きてきた2人の交流を描いており、北欧映画ならではのシニカルさとウィットに富みつつ、心が温かくなる内容に仕上がっている。

『ハロルドが笑う その日まで』は4月16日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開となる。

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