RADWIMPSが新海誠監督最新作『君の名は。』の音楽を担当!

RADWIMPS
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左から新海誠監督、RADWIMPSの野田洋次郎、桑原彰、武田祐介
『君の名は。』
(C) 2016「君の名は。」製作委員会

『ほしのこえ』(02年)、『雲のむこう、約束の場所』(04年)、『秒速5センチメートル』(07年)など意欲的な作品を数多く作り出し、ポスト宮崎駿、ポスト細田守として注目を浴びる新海誠監督の最新作『君の名は。』。このアニメ映画の音楽をロックバンドRADWIMPSが制作することが発表された。

新海誠監督の新作アニメ映画『君の名は。』の新ポスタービジュアルが解禁!

RADWIMPSは、ボーカル野田洋次郎の創り出す独特の歌詞と音楽性で多くのファンを魅了し続けるロックバンド。野田と新海監督の出会いは2年前まで遡り、曲を聞いた上で作りたいシーンがいくつかあるという監督からの要望を受け、制作初期からデモ曲をやり取りし、プロット段階から作品に携わってきた。

新海監督は、劇中にボーカル楽曲を印象的に使う名手としても名高く、今回も大切な場面でRADWIMPSの書き下ろしたボーカル曲が、新曲の「前前前世」(ぜんぜんぜんせ)含め複数使われている。また、ボーカル楽曲に加え、20曲以上の劇中音楽全てを制作しており、RADWIMPSとしても初めての試みとなっている。
 
そして、この新曲「前前前世」の入った『君の名は。』の予告映像が初解禁(http://qq3q.biz/t8mI)。新海監督の生み出す美しい映像に、RADWIMPSのアップテンポな楽曲が加わり、キャラクターに新たな命が吹き込まれ、かつてない躍動感のある映像に仕上がっている。

今回のの音楽担当にRADWIMPSは「映画と、僕たちの音楽が掛け合わさることがあるとしたら──、それは単純にオファーを受けて主題歌を作るという関係でないものでありたいと、漠然と思っていました。お互いの領域にオーバーラップし、響き合い、結びつき、共に冒険ができるようなものであったら、素敵だなぁと思っていました。今回の『君の名は。』という作品と僕たちRADWIMPSは間違いなくそういう関係にあったように思います。一昨年の冬に新海監督とお会いし、そのまっすぐな人柄とこの脚本に惹かれました。そしてこの1年間、僕たちはひと足先に『君の名は。』の世界にどっぷりと浸かることになりました。おそらくすべてのシーンの、すべての台詞が今は言えると思います。但し、声は声優さんたちが入れる前の監督のあてたもの、絵も監督が描いてくださったラフのコンテです。ここからいよいよ仕上げの作業でどんなマジックが起きるのか、最後まで楽しみで仕方がありません。この作品に携われたことを光栄に思うと共に、皆さんの人生に寄り添い、心の中にずっと残っていく作品になるよう最後まで心を研ぎすまして全力で取り組みたいと思います」とのコメントを寄せている。

新海監督も「誰に音楽をやってほしいかと問われた時、実現の可能性を考えもせずRADWIMPSが好きだと答えました。その後、洋次郎さんにお会いする機会に恵まれ、正式に一緒にやろうと決まった時から今のこの瞬間まで、ずっと夢を見ているように幸せです」とコメント。

RADWIMPSについては「作り出す楽曲群は10年前から常に新しく、音楽の最前線です。歌詞には『日本語はこんなに自由で豊かなんだ』という驚きが常にあります。最初の1曲として『前前前世』を受け取ったのはもう1年以上も前ですが、その日の天気も興奮も覚えています。部屋に座ったままではとても聴けず、外に出て歩きながら聴き、雨が降ってきても繰り返し聴き続けました。まさに映画に捧げられた曲で、胸が詰まりました」と話している。

『君の名は。』は8月26日より全国東宝系にて公開となる。

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